等々力不動尊に桜を見に行った

 曇り空でわずかに青い空がのぞくやうな天気。最高気温が15度くらいでそんなに寒くはない。あたたかくもないが。

 午前中と午後早い時間はパソコンに向かって短歌を読んだり、作ったりした。パソコンに向かっているとき、玄関に人が来て弟が出たが近所の奥さんでわたしに用があった。家庭菜園で作った小松菜を持ってきてくれた。

 いっしょにわが家の花壇を身ながら少し話した。今咲いているチューリップの花や鳥に葉っぱを食べられた百合の話などなど。奥さんが花壇を見てきれいに手入れしているわねと言ったが、ぜんぜんきれいに手入れしていなくて雑草の花も咲いている。ヒメオドリコソウホトケノザなどだ。雑草でも好きな花だから残しているが、奥さんの言葉にうながされて、引き抜くことにした。抜いちゃえ、抜いちゃえと奥さんも言う。

 午後おそい時間に家を出た。買い物ついでに花見を楽しもうと思った。循環バスに乗って等々力駅まで行った。駅近くの店二軒でいくつか買い物をして、そのまま歩いた。

 等々力不動尊まで歩き、境内に入る。お釈迦さま生誕の日は4月8日なので、境内は花まつりの花がいっぱいだ。花まつりの日には小さなな釈迦尊像を祀られる小さな花のお社が置かれている。

 本堂から一段下がったところにもう一つの境内があり、そこは15年以上前は桜がきれいだった。植えられているソメイヨシノはだんだん衰えて来て、年々寂しい感じになった。

 奥のほうで地面に敷物を敷いて花見をしているグループがいた。それ以外は犬の散歩をする人か、カップルがほとんどだ。ひとりで歩いているわたしもいる。

 花見をして、さらに階段を下ると等々力渓谷に出るが、ここは歩行禁止になっていた、倒木の恐れがあるとのことだ。等々力渓谷(渓谷を小さな川が流れている)の川辺を柴犬レオとよく歩いたものだが遠い昔ことである。15年以上前だと思う。

 渓谷から急な長い階段をのぼって不動尊に戻り、そこから家まで歩いた。道の両側の建物は様変わりしていて、歳月が過ぎたことを強く感じた。

 

等々力不動尊の境内

お釈迦像が祀られる小さな社

本堂から階段を降りてさらに下に行くと祠のある境内がある

はなやかさはないが、しっとりとした趣のある桜が見られる