クヌギ、コナラ、梅の木にいやされる

 火曜日(1月22日)の歌会以来、睡眠のリズムがくずれた。夜中に一度起きるとなかなか寝付けず、朝起きるのが遅くなった。
 今朝も7時半ごろ目が覚めた。できれば5時半ごろには目覚めたいのだが。
 お昼前に友だちが家に来てくれて玄関先で少し話した。女子会の誘いだったがちょうど歌会の日だったのでことわった。せっかく誘ってくれたのに悪かったかなとは思った。わたしにとってそんなに参加したい集まりではないがどんな人が集まるのか興味はある。今回は予定があったので失礼した。
 午後、郵便局に行き、お年玉付き年賀はがきの景品を受け取り(と言っても切ってシート1枚〉、その足でコンビニに行った。
 原稿用紙が足りなくなり、原稿用紙のコピーを10枚ほどとった。新聞の切り抜きの気に入った料理のレシピもコピーした。
 店を出てまだ家に帰りたくない気持ちがあったので足を伸ばした。
 等々力不動尊の本堂の下にあるもう一つの境内まで歩いた。ここは本堂のある境内とは違い、人が少なくお気に入りの場所だ。区に指定されたコナラ・クヌギの林があり、染井吉野の木も植えられ、お堂のかたわらには紅白の梅の木がある。
 落葉がそのまま積み重なり、この自然な感じが大好きだ。上の本堂は落ち葉はきれいに掃き清められるがこちらは自然のまま。 
 歩くと乾いた落葉が音をたてる。高木のクヌギ、コナラを見上げる。葉を落としているのでどちらがクヌギか、どちらがコナラかわからないが、たくさんの枝を伸ばしさらにその先が細かく枝分かれしている。とても樹高が高い。住宅街で見かける木とはスケールが違い、すがすがしい。
 鳥が飛び交い、鳥の声が響き合う。 
 上ばかり見ていたが視線を下のほうに移すと、梅の木が数本あった。枝垂れ梅が1本。ふつうの梅が2本。まったく手入れをしていなく自然のまま伸び放題の枝が好ましい。梅の木はほっとくとこうなるのかという感じで。浮世絵の梅の木にかなり近い。下のほうの枝にも花が咲いていたので手にとって香りを楽しんだ。かすかな香りだが梅の香りだ。
 お堂のかたわらの紅梅は屋根に花の咲く枝がかかり、風情がある。白梅のほうが花数は少ないがつぼみがたくさんついているのでもう少したったらまた来よう。

 万の枝(え)に来む春の芽を用意して今は眠れるコナラの林

 聞きなれぬ鳥の声せば目で追えど姿は見えずクヌギの林に