等々力不動尊の豆まきに出会った

 風はあまりないが空気が冷たい。陽ざしはたっぷりだ。

 エアコンの「クリーン」ランプがゆっくりと点滅し始めたので(昨夜から)、取説を見ると、ほこりなどのゴミがダストボックスにいっぱいになったので掃除するように、と言う指示とわかった。

 取説に従いフィルターを取り出し、ダストボックスを開けるとほこりがぎっしりと詰まっている、もう一か所のほこりを取り除き、取説に書いてあるように電源を入れリセットボタンを押すが、クリーンランプの点滅はそのままだ。

 メーカーに電話すると故障の可能性があるといわれたので販売店に電話をして、長期の保証に入っているかどうかを確認した。すると買ってから4年以上たっているので、部分的に保証されるとのこと。出張費と部品代はわたし持ちで、分解や部品交換などの技術料は電気屋持ちだ。

 一応、見てもらって修理費が高ければ修理しないことにして、家に来てもらうことにした。暖房は支障なく行えて、自動的にフィルターを掃除する機能が使えなくなるようだ。故障したままだと自分で掃除することになるのだ。

 父のお墓参りのため、花を買おうと午後は最寄り駅前の商店街に行った。ささやかな花を買ってから、電車に乗り、等々力不動駅で降りた。喉が渇いていたので駅近くのカフェに入り、ひと休みした。小一時間もいなかったが墓参のために寺院のほうへバスで移動しようと思った。バスまでの時間があるので少し歩くことにしたが、途中、等々力不動尊があり、人が多く集まっているのが見えた。

 紅白の垂れ幕が見えて、はなやかな感じの不動尊に誘われるように近づくと、節分の豆まきをしているようだ。

 正門をくぐると境内はおおぜい人が集まっている。高い台のようなところに羽織はかまの人や、普通の服装の人がいて、大きな升からなにやら人々に向かって投げている。わたしも人々の後ろのほうに立った。

 豆まきは3回行われるとのことで、わたしは二回目から参加した。腕力のある人は遠くに投げることができ、わたしのほうにもいくつかのお菓子やボールが飛んできた。

 ボールは某お笑い芸人のサイン入りだ。見事にキャッチした。お菓子は4つほどキャッチして、そばにいた小学生にあげた。

 子どもたちが持っている大きな袋の中を見るとたくさんのお菓子が入っている。小学生はキャッチしやすい特等席が用意されているのだ。

 三回目が終わり、お不動様にお賽銭を差し上げてお参りをした。

 次のバス停まで歩き、バスに乗って父母が眠るお寺近くに降り、お墓参りをした。

 

最寄り駅まで歩く途中で出会ったしだれ紅梅

 

わが家のヒヤシンスふたつ