ぐずついた天気が続いたが今日はお昼近くから晴天がひろがり、お花見日和の一日だった。
午前中は雲が多くて、わたしも出かけずに家にいてここ数日と同じようにパソコンで短歌を読んだ。「日々のクオリア」というサイトである。
4月10日必着の献詠歌をあれこれ考えているがなかなかいい歌ができない。「耳」という題詠である。
午後になり、晴天の空を見て思い立ち、庭に出た。例年は寒い時期(1月か2月くらい)に剪定する楠だが、今年はまだ切っていなくて、枝を伸ばして若葉がひろがるのを居間から見ていて気になっていた。楠は大木に育つ木なので、なんとか大きくならないように頭を押さえるようにしている。太い枝をまっすぐ上に伸ばす性格を持っているので、その太い枝を切るようにしている。そのまま伸ばしてしまうと二階建てのわが家の高さをたやすく超えてしまうだろう。
楠の枝はやわらかめでノコギリや植木ばさみでわりと楽に切れる。太めの枝でも力を加えれば足や手で折れる。だが樹液が出るのかノコギリの刃が粘るような感覚がある。
樟の上に伸びる枝を根元からばっさりと切って、横にひろがる枝は短めにした。切った枝はぼきぼきと手で折って、紐で束ねた。
ほかにも石榴の木を剪定した。楠は常緑樹だがこちらは落葉樹で、小さな新芽が出ている枝を切り詰めた。さらに柚子の木の伸びた枝と混み合った枝を切った。石榴と柚子の木の枝は切ったまま放置してある。明日の夜から雨が降るようだがそのままにして、天気が回復してから剪定枝を片づけよう。