初夏の陽気の日曜日。明治神宮の月次歌会に行く

 晴れて気温が上がった。半袖でいい暑さだ。

 朝、半袖を着てみたがなんとなく心もとなく、長袖に着替えた。

 今日は明治神宮の月次歌会の日。いままでは会場が開く11時に合わせて出かけたが今日はゆっくりめにでかけた。

 半蔵門線と千代田線を乗り継いで、明治神宮前に着いたのが12時すこし前である。

 会場前に置かれた白板に今日の当座が書かれていた。「福」である。講師の方は歌人の栗木京子さんだ。すぐひとつ思い付いて作った。もうひとつ思い付いて作り。さらに奈良の興福寺を詠った歌を作った。

 最初のと興福寺とどちらにするかやや時間をかけて考えた。

 最後から二人目になるまで考え締め切りの12時50分ぎりぎりくらいに提出した。

 「天」「地」「人」のなかで、三番目の「人」に選ばれた。ごく最近、経験したことを詠んだ歌である。佳作に選ばれることは何回あったが、「人」に選ばれることはあまりなかったので嬉しかった。

 自分で選ばなかった歌をもし提出していたらどうなっただろう。どちらを選ぶか、二択がつきまとう日々のような気がする。するかしないか、どちらにするか。

 どちらにしろ、わたしが自分で選んだのだから、結果はすべて受け入れるけれど。

提出しなかった歌は次のような歌である。

 

興福寺国宝館の静寂に

阿修羅のきみと逢瀬たのしむ