等々力不動尊まで散歩した

雲が多く陽射しが少ない、寒い一日。

数日前からくしゃみをしたり、鼻水が出たりしたが今日はそんなことがなく、お墓参りにでかけた。

 昨年末(30日か)以来の墓参だが花立に供えた花は思ったより元気だ。水を代え、赤い実を鳥に食べられた千両の枝を除いて,花はそのまま手向けた。

 線香を二束手向け、長い間手をあわせた。父母には話したいことがたくさんある。いちばん話したいのはコロナウィルスのこと。なんとか元気にやっているから。柴犬のレオが死んでからもう8年近くになるよ。あれからももこと言う犬が家に来たけれど、一年五ヶ月あまりでいなくなったよ。

 寺を後にして、等々力不動尊に向かった。不動尊への道はレオとよく散歩した道でもある。

 境内に入ると人影は少ない。お参りをすませ、神籤を買った。奇妙なことが起こった。長い筒状の入れ物に神籤の番号を記した細長い棒が入っていて、小さな穴から棒を1本抜いて、それが自分の神籤になる。93という棒を引いて、巫女さんに渡すとこの番号の神籤がないと言われた。神籤の売り切れである。

 もういちど引き直した。こんど4番。吉だった。引き直すことにやや抵抗があった。運を選び直すことがためらわれた。最初の運はどういうものだったかも気になる。ただ、吉だったのでほっとした。

 本堂の下にあるもう一つの境内に行った。小さな祠に菩薩さまが祀られている。ここは柴犬レオと数えきれないくらい来たところ。桜の季節はきれいだったが、ここに植えられた桜の木が年々弱ってくるのを見ると寂しい気持ちになる。

 冬の境内には花が少ない。白い梅の花がぽつんぽつんと咲いている。山茶花の花も少ししか咲いていない。寝静まっている、そんな感じの境内だ。

 

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桃色の山茶花がひとつ

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冬枯れの木立が目立つ境内、白梅がぽつんと咲いている