久しぶりに気持ちのいい青空がひろがった。風もさわやかで五月のイメージそのままの日曜日だ。
いろいろやらなければいけないこと、やりたいことがあるがひとつひとつやっていくしかない。
今日は大田区短歌大会に参加した皆さんの短歌を選ぶことにした。この大会には互選賞があり、みんなの票が賞につながる。96首の短歌から10首を選ぶがそのびに選ぶ歌が少しづつ変わってくる。その中で変わらず押せる歌を10首選んだ。
この10首には蒲田で開かれる歌会、銀の会の会員の歌もふくまれている。歌会で出した短歌がいくつかあり、3人は確実に短歌大会に歌を出している。いやわたしも出しているから4人は確実ということだ。
銀の会の会員たちの短歌はやはりレベルが高い(わたしは抜いてだが)ように思う。短歌を詠む技術的なことがしっかりしているし、目のつけどころがいい。
3回通読してその都度選び、今日は3回目で選ぶ10首を決めた。向こうから送られてきた葉書に10首を書き記し、投函した。5月末の消印有効だが早めに出すことができよかった。来週はいろいろあるので早め早めにするのがいい。
陽ざしはそれほど強くなく風があるので外にいても過ごしやすい。
ツツジの大刈込の剪定の続きをした。木の丈が高めのオオムラサキツツジの剪定は終わったが、その前に植えた小ぶりの花を咲かせるツツジの大刈込が残っている。10本以上のツツジを密集気味に植えて、なだらかな曲線を描くように刈り込み、様々な色のツツジの集団美を楽しむ。ただ、この10年以上、花付きがだんだん悪くなり、思ったような美しさが表現できない。
この植え込みを作った父はさぞかし残念がっているだろう。木の老朽化だろうか。日当たりはそんなに悪くないのだ。
取っ手の長い鋏を使って、今年伸びた分を刈り込み、葉が少なくなり枝が見えるほどまで短くする。
現在花が咲いている、またはこれから咲くツツジを除いて今日ですべて切り終えた。
短歌大会に互選葉書を出したことと、ツツジの剪定を終えたことによって達成感があり、幸せをもたらしてくれることに気づいた。いろいろな幸せがある。やったーという気持ちから生じる幸福感、悪くないなと思った。
この達成の後にまだやらなければいけないことが続くわけだが、一歩一歩、やり終えて幸せを感じつつ、やっていければいい。
小さなことでも十分だと思う。
そりゃあ、ときには落ち込むことだってあるけれど、生きていれば仕方ないと思うようにしよう。やり終えたという充実や、ときには人から認められる喜びもあるし、いいところをなるべく見るようにしたい。
岡山市で同人誌を作っている知人から同人誌を送ってもらった。そのなかに手紙が同封され、ちょっと嬉しい誘いことばが書かれていた。同人になりませんかという誘いだが、その誘い方はさすが短歌の上手な方は違うと思わせるもので、殺し文句と言っていいものだった。相手のこころに入り込む素敵なことば、ぎゅっとつかんで気持ちを動かす言葉・・・・・わたしも殺し文句をうまく使えるようになりたいものだ。
現実としては同人になることはお断りしたが、知人との縁を続けたい気持ちは伝えた。そのためにこちらからもわたしが参加している熊本県八代市の短歌誌をお送りすることにした。
帰り道を歩ける君の後姿水よりうすき影をのこして