朝は早く起きて、NHK短歌と俳句の番組を見た。その前に「こころの時代」という番組も途中から見た。
俳句は俳人の今井聖氏が選者となり「歳の市」の題の入選句が紹介された。いつも思うことだがテレビで見るのは短歌より俳句のほうがおもしろい。おもしろいと思うなら俳句も作ればいいではないかと思うことあるがなんとなく作らないでいる。短歌だけでいまのところ手いっぱい。
冬になると陽射しが部屋の奥まで入ってきて、庭に面した広縁の端のほうにほこりがたまっているのに気づいた。木の床にジョイントマットを敷き詰めているのだがマットを取ってみるとびっくるするほどのほこりとごみ。マットを片端から取り除き始めた。マットの下にはトイレシート、その下に新聞紙が敷いてある。
老犬ももこがいた頃、マットの上におしっこをすることがあり、マットの継ぎ目から床にもれるので新聞紙を敷いた。トイレシートはももこの友だち犬である柴犬を半日預かったときに敷き詰めたのである。10枚近くある新聞紙の日付を見ると2015年11月と2016年5月のものだった。11月頃からももこのおもらしの回数が少しづつ多くなり、5月はももこが腎不全末期の症状を見せ始めたときだ。
昨年の8月にももこが死んでから、ももこがいたときと同じように部屋を保ちたいという気持ちがあったのであえて新聞紙をそのままにした。1年あまりが過ぎ、やっと古い新聞紙を捨ててきれいにする気持ちになれた。敷き詰めたマットをおおかた取り除き、木の床の拭き掃除をした。木の床を見ていると柴犬レオを思い出した。レオがいるとき短い間だが木の床のままにしたときがあった。その後レオの足どりがおぼつかなく木の床はすべるのでカーペットを敷くようになり、レオが他界する二か月あまり前にジョイントマットを敷き詰めたのである。
拭き掃除をした床を半日そのままにして、夕方にはマットを敷き詰め直した。犬がいないので木の床でさしさわりはないがどこか落ち着かない。
ゆっくりと昼食をとった後、庭に出て庭仕事を少し。大きめの植木鉢にプリムラを2苗とラナンキュラスの球根を3つ植えた。底が浅めで大きな丸い植木鉢にはチューリップの球根だけを15個ほど植えた。ラナンキュラスの球根は花壇にも植えた。鉄砲百合の横に2つ。さらに花壇の後ろのほうに小さなチューリップの球根を5つほど植えた。
掘り起こしたチューリップの球根は数が多く植える場所がない。どんなに小さいのものでも植えたいが毎年どんどん増えて行くのでどこかで思い切らないと。
床に敷くマットを取り除く4年の時間一気にはがすやうなり
4年過ぎ4年のほこりたまりたる掃除機かけて現在にもどす
犬のため木の床にすべり止めのマット敷きき4年前の春