梅の収穫2017

 庭にある古木の梅の木に今年は粒の大きな実がたくさんなった。昨年は自宅用くらいしか採れなかったので自分で実をもいだが今年は近所の方に収穫してもらった。
 斜め向かいの家のご主人とその親戚の人が11時頃やってきて、脚立を使ったり、梅の木に上って梅の実をとった。大粒の実が熟れはじめていていい香りがする。梅干しを漬けるのにぴったりの梅だ。わたしは木の下を動き回り、地面に敷いたブルーシートやござの上に落ちた梅を拾い集めた。以前一度なにも敷かないで梅を落としたら傷ついて使えない梅が多くあったので、地面にクッションとなるものを敷くようになった。
 収穫の仕事が忙しくて写真を撮るのを忘れてしまった。今日は採った梅は収穫を手伝ってくれた人と他の近所の人にさしあげて、残った梅は家の前に「ご自由にお持ちください」の張り紙を出し自由に持って行ってもらった。自宅用にはひとつも確保しなかった。というのはまだ梅の実がなっている梅の木が数本あり,こちらでじゅうぶんとれるから。さらに梅ジュース、サシス梅漬け、梅ジャムをすでに作ったのでそんなに梅がほしくなかったから。
 柴犬レオがいた頃はもっと張り切って梅干しを作ったりしていたが今年はそのときよりは気持ちがおさまってきた。いつも人は同じようにはいられない。気持ちも変わっていくのが常。それでもこれから梅干しを作り、梅酒を作ろうと思っている。
 父が60年以上前に植えて育てた梅の木からこんなにたくさんの梅の実がとれ、何人かの人と収穫をともにし、たくさんの人が梅からいろいろなものを作ることを楽しんでくれるのは父のおかげ。感謝しかない。今年は今年の梅があり、今年の収穫があり、今年の出来事があった。今この時を生きていることを感謝したい。
 ちょっと疲れているのかも、ブログの文章がいつもと違うような。
 梅を採った後、近所の家に集まり飲んだり食べたりした。わたしの家には待っている犬がいないので、かなり長い時間(6時間くらい)その家で過ごした。柴犬レオや老犬ももこがいるときは中座して犬の様子を見に家に帰ったのだがこういうこともなくなった。だが人の間だけにいると疲れることは確か。犬という人間から離れられる口実がないと生きているのが・・・・・・。

 とりたての梅の実ですご自由にお持ちください朝顔の苗も

 春の日に花咲ける梅大き実なりおしげなくわれに命さしだす

 犬待たぬ家の暗さに慣れてきてさびしさはなお極まる