朝は小雨だったがだんだん本格的な雨になり、夕方はまだ小降りになった。
昨日、庭の梅の木からもいだ梅の実を今日は梅干し用に塩漬けにした。
かなり熟した梅とまだほんのり赤い梅をあわせて1キログラム。冷凍用の袋を二重にして、梅と塩(大匙5杯と三分の一)、ホワイトリカー少量(かびを防ぐため)を入れて、しっかりと閉じる。
二重にするのは梅酢の漏れを防ぐため。前に一度、漏れ出してしまい、二枚重ねていたので助かったことがあった。
この塩漬けのしかたはわりと少量の梅干しをつくるときに便利である。わたしはいつも3~4キログラムほど漬けるが今年は5キログラムをめざすつもり。
昨年あたりから梅干しの消費量が増えた。納豆に入れたり、サラダなどのドレッシングに入れたり。昨夜は特別支援学校で買ったじゃがいもを茹で、梅干しをつぶしたものとマヨネーズを混ぜ、ポテトサラダ風にしたら、ものすごく美味しかった。ジャガイモはホクホクで、梅味のドレッシングはぴったり。
ますます梅干しの消費量が増えそうだ。
雨の中、車で図書館に行き、予約した雑誌を受け取った。NHK短歌5月号である。歌会の仲間がわたしの歌が佳作に選ばれていたと言ったが、どの歌か思い当たる歌が浮かばず確かめてみたくなった。
「鳥」という題詠で、新年のお参りのとき、鳥居をくぐってお宮様に行ったそのときのことを詠った歌だった。雑誌を見るまで記憶を探っても出てこなかったが、歌を見て情景を思い出した。確かにわたしの歌である。
ついでに(といってはいけないが)中条ふみ子の全歌集を借りてきた。なんとなく
敬遠してきた歌人だが好きなものばかり読むよりときには苦手な歌人の歌も読んでみた方がいいかも、と思った。
個人的な感情とは別にして、いい歌はいい歌と評価できるようになりたいから。
好きな歌人の歌はやはり、読みたい歌ではあるがときにはストイックになってもいいか、と。
令和元年になり、老犬ももことこの家で暮らしたことが遠ざかるような気がしたら、無性に恋しくなった。遠ざかることはないと思いたい、わたしのこころのなかにももこも、柴犬レオも生きていて、今でもいっしょにいるような気持ちを持っている。
年老いた犬を引きとり平成の一年五ヶ月ともに暮らしき
性格のおだやかな犬わがこころいやされ時に支えられけり