数日前から青梅が突然ぼとっと音をたてて落ちるようになり、そろそろ収穫してもいいかなと思った。
弟から梅酒を作るので青梅がほしいというリクエストも前々からあったので、今年初の収穫をした。
思ったより梅の実りが少なく感じた。豊作という感じでなく、まあまあの出来というくらいか。
庭でいちばん古木の梅の木は大きな枝を何本も伸ばしているが、まったく実をつけない枝もある。実をつけた枝にはそこそこ実がなっている。
2016年はかなりの実のなりが少なかったがそれよりはずっといい。2016年は老犬ももこがいた時で、いつもは助っ人を頼む梅の収穫をひとりでやった。それでも自家用の梅干しは作ったし、梅酒も漬けた。ももこがいたとき漬けた2016年産の梅干しはまだ瓶に入れたま残している。二瓶残っている。食べてしまうとなくなるので食べられない。
陽射しがまだ弱めの午前中に青梅を収穫した。できるだけ脚立に上り、手でもぎ、手が届かないところは高枝鋏で枝ごと採った。傷をつけないように注意した。
ずっと高い枝に成っている梅の実はなるべく赤みがさすまで置いて梅干し用にすることにした。
庭に植えた梅の木、6本から少しづつ収穫した。そのうち4本は油虫がを付いた枝を見つけたので切り落とす作業もした。
お昼まで時間をかけ、やっと弟の分2キログラム、わたしの分1キログラムを収穫した。昨年は漬けなかった梅酒を今年は漬けることにした。梅酒はどこか懐かしい味がする。わたしにとって父母や柴犬レオがいた頃の生活を思い出させるノスタルジーあふれる飲み物なのである。夏は氷を入れて、冬はホット梅酒にして飲むのが好きだ。
午後のいちばん暑い時間に弟は家に来た。
水羊羹を持ってきてくれた。こちらは青梅2キログラムをあげた。
午後は午前中の作業の疲れがあり、家で過ごした。
日が翳りはじめてから庭の白い花が咲く蛍ぶくろを2株掘って、友だちの家に持って行った。大きな株はしっかり根がはっていて掘れなかったので小ぶりのものを。
木の枝に切り取られたるひとひらの西日につかのまソファ明るむ