2014年の梅干し、完成

 台風8号がまだ沖縄近海を進んでいるときから干し始めた梅干しだがとうとう、すべて干し終えた。今年は4キログラムの梅を4回に分けて、1キログラムづつ塩分を変えて塩漬けにし、干すときは2キログラムを干した。赤シソを使わない白干しの梅干しと、赤く色づけた梅干しを、2キログラムづつ作った。
今日は朝方は厚い雲が空をおおっていたが次第に晴れ、お昼を過ぎるとまた雲が出てきた。10時前から1時頃まで干して、完成ということにした。強い陽射しに2日半の間あてた梅干しは、水分が失われしわが多くなり、2〜3割小さくなった。中には種に皮がへばりつくまで縮んだ梅もある。
 お昼頃、カンカン照りの下で、笊にひろげた梅干しをひとつひとつていねいに引っくり返しながら、なんでこんなことをしているのだろうと思った。3年前の夏は、いつか梅干しを作ることになるとは夢にも思わなかった。2012年、柴犬のレオがいる時に梅干しを作るようになり、それがいつの間にか、4キログラムの梅干しを、2つの漬け方で作るようになっている。今の自分が夢みたいな感じがした。
 柴犬レオがいたら、こんなことを思わないだろうか。レオがいたら、レオの介護に忙しく、自分を振り返るよゆうが無いようにも思える。
 何年か後に、今は夢にも思っていないことをしていて、同じように何でこんなことをしているのだろうと思うかもしれない。
 20年近く前、イタリアの地方都市をバスで巡っているとき、なんでこういう旅をしているのだろうと思ったことがある。あの時もいつの間にか、ここまで来ていたという思いがあった。


左側が赤シソで漬けた梅干し2キログラム〈今日干し終えた)
真ん中と左側が白干しの梅干し
左側の梅干しがいちばん大きくふっくらと仕上がった



百日草に蜂(?)がとまっている
虫には詳しくないので、名前がわからない


ミソハギの上に覆いかぶさり、日を遮ってきた桃の枝を切ったら、
日当たりがよくなった
これから秋口まで咲き続けるだろう