友だちと最寄り駅までランチ

 朝方は曇り空で雨が降りそうな雰囲気。ぽつりぽつりはあったが、よもや降らないだろうと思ったのにお昼前から降り出した。

 午前中、友だちからラインがあり、急なランチのお誘いがあった。わたしは実はやや疲れを感じていたし、15日必着の短歌があり、あせりもあったのだが気分転換したい気分もあり、誘いに乗った。

 ぽつりぽつりの雨が本格的に降りだしたころ、傘をさして最寄り駅前まで歩いた。駅前のカジュアルレストランで会うことになった。

 友だちは先に来て席を取ってくれていた。といっても店は空いていた。窓辺の大きなテーブル席の角にふたりで座った。11時半でランチには少し早めだったので、しばらくおしゃべり。水原一平の事件のことを話した。友だちは水原氏がすごいストレスを抱えていたのではないかと、という。そのことがギャンブルの深みにはまる結果になったと。超リッチな人が身近にいると、しかも飛びぬけた才能がある人がそばにいると、その人がどれほど人間的に優れた人でも、そばにいる人はなんらかの強い圧迫を感じるのかもしれない。遁れたくても遁れらない辛さを抱えていたのか。

 ランチプレート(ハンバーグとサラダ、バゲット)を注文した。広い窓から駅前の風景を眺めながら。雨脚は衰えない。まだ花が残っている桜の木が見える。

 友だちは午後から自宅に生徒さんが来てピアノを教えるので、そんなにはゆっくりできない。それでもコーヒーを飲んで、いろいろ話した。わたしが昨日、国会図書館に行って読んだ歌集のことも話した。デジタルで本を読むと字の大きさを変えられるのでいいという事も話した。

 店を出る時間になるころ、雨が止んで陽ざしが出ていた。さきほどの雨はいったいなんだったのだろう。

 友だちからビアリーというアルコール度数1パーセントの飲料をもらった。8缶ほどあるので重たいがありがたくいただいた。