梅の木の剪定の続き

 天気予報によると気温はあまり上がらず、湿気も少ないとのこと。
 庭仕事に良さそうな天気なので、朝食後、庭に出て梅の木の剪定の続きをした。脚立に上ったとき太陽がちょうど顔を上げた方向にあり、ノコギリを持って太めの枝を切るのが大変。切るまで時間がかかる、と言っても数分だろうが不安定な姿勢で腕を伸ばし力を入れるわけでかなりの労働だ。
 数本切ったらなんか調子が悪くなった。しかたなくよれよれになって脚立を降り、家に戻って冷たい水を飲み、休むことに。しばらく休んで再開しようと思ったが結局そのまま休んだ。
 途中で放り出した感じなので気になり、昼食後、1〜2本切ったが陽射しがあるのでまた家に入った。
 午後は自室に布団を敷いてごろんと横になり休憩。1〜2時間くらいか。日が翳り始め、わたしも少し元気になったのでまた庭に出た。
 こんどはじっくりと梅の木を剪定した。高枝鋏で切れる枝は切り、太い枝は脚立に上りノコギリを使った。かなり太い枝を切った。見違えるほどすっきりとした梅の木を見て達成感にひたった。
 切り落とした枝を駐車場に移動させ、ノコギリや剪定鋏で短くしてまとめ、紐で束ねた、4束分。枯れた枝もたくさんある。梅の木は柚子ほどではないが枝がとがっているというか棘があって、引っかき傷が腕にたくさんできる。注意して長袖を着たがやはり引っかかれた。
 剪定し終え達成感を感じた梅の木だが数時間後に見たら、ずっと前からすっきりしていたように見えた。達成感は終えた後の短い時間にだけあるようだ。

 夕ぐれの右舷の月を遠巻きにかすかに彩ふ薄雲がゆく


 梅の木のあわひにのぞく右舷の月 久々の友に似てなつかしき