強風の日、武蔵小杉の歌会へ

朝から風が強い。しかも冷たい風である。

 午後から武蔵小杉で歌会があるので、午前中はその準備をした。3月の歌会は一回休むつもりなので、2回分の短歌6首を最近詠んだ歌から選んだ、

 200字詰めの原稿用紙2枚に3首づつ書いて、自分で宛名を書いた封筒2つにおさめた。

 今日の歌会に全員で提出した短歌19首から5首選んだ。これで準備は終わり。

 歌会は今日も休む人が2名いて、5名でひらいた。わたしの短歌は自分ではあまりいいと思わない短歌がわりと評判がよく、浮かない気持ちになった。

ハンサムな医師か出てくる短歌を詠んだ人がいて、仲間のひとりが

だからどうだつていうの、と感想を洩らした。

 医師のことを詠った短歌だが、医師ということばがなく、仲間内にはわかる短歌なので、その点を指摘したひともいた。

 歌会の途中、参加者が少ないので、月に1回の開催にしてはどうかという提案があった。仲間のひとりが2回開催なら続けるが、1回開催になったら歌会をやめると言い出した。そうなるとますます人数が少なくなるので、回数をへらす案はうやむやになった。

 1回にしたらというひとと、1回にしたらやめるというひとと。さて、どうしたものだろう、

 わたしはどちらでもいい。1回でも2回でも、やめてしまっても。

 本音を言えば、新しい中間と新しい歌会ができれば、という気持ちがある。だが、新しい中間と気持ちよく、刺激をお互いに与えつつ、歌会ができるか。そんな仲間がいるかどうか。そんな歌会があるかどうか。今のところ未知の世界である。