今年はじめて皮膚科で薬を処方してもらう

 四月のあたたかさの今日。

 昨日はわりとよく眠れて目覚めがよかったので、駅前の病院に行くことにした。

 火曜日の皮膚科は午前と午後の診療があるはずだったので、午前中に行くことにした。

 午前中早めの時間に昨日ランチをともにした友だちからラインがあり、しばらくやりとりした。早朝目が覚めた時に感情的に辛い思いをした、自分で制御できない気持ちだったようだ。なにが原因かは友だちは詳しくは語らないし、どのような辛さかも詳しくは語らない。わたしも突っ込んだ質問はしなかった。かえってつらい感情を思い出してしまうかもしれないと思った。 

 わたしは朝目が覚めた時より夜中に不安定になることが多く、その時にどのように考えるかをラインで伝えた。わたしの場合は朝を迎えれば不安が軽くなっていることが多いが、ときには朝になっても苦しい思いが続いたことがあった。そんなときは朝早く散歩に出たこともあった。からだを動かすことで気を紛らわしたのだろう。

 病院に行く予定をラインの最初に伝えたので、あまり長くはやりとりをしないで、十分話を聞けないでごめんね、またねとラインを終えた。

 いつも行く駅前の病院の皮膚科は火曜は午前午後の診療があるはずだったが、電話をかけると今日は午後が休診ということですぐ家を出た。

 受付で24番の番号札を受け取り、皮膚科に行くと21番目を診察中で、少ししか待たず順番が回ってきた。診察というよりり塗り薬の処方箋を書いてもらった。いままでと同じ薬で、顔・首用と、手用、体や顔、手のすべてに使えるステロイドをふくまない軟膏を処方してもらった。

 隣りの薬局で薬を受け取ってから、駅近くの中華料理屋でランチを食べた。小さな店だが混んでいた。ここはボリュームがあり、おいしい。ビールを飲んでいるお客さんもいる。

 ランチを食べてからは駅の改札前の広場にあるスターバックスに入った。珈琲を飲みながら、ラインのキープメモで短歌を作った。先週の土曜日の歌会でいただいた「コクーン」という短歌同人誌も読んだ。いいなと思う歌人をもう一人見つけた。この雑誌を読み込めば、いいなと思う歌人にもっと出会えるかもしれない。

 帰りは寄り道、回り道を楽しみながら歩いた。

 駅から徒歩5~6分ほどの公園を通り抜けた。傾斜地がそのまま公園になっていて、公園内を下って行く。まず、紅梅白梅に迎えられ、下ってゆくと一番下側に池がある。ここは初冬、鴨が渡って来るのだ。池にはまだ鴨が泳いでいる。2月でも暖かい日が続くと鴨の渡りの本能に狂いが生じるのではないかと心配している。

 人間は自分が主要な原因となって異常気象を招いたわけだが、鴨は何の責任もなく異常気象の影響を被るとしたら、かわいそうすぎる。

 池にいる鴨はいつ頃飛び立つのだろう。地球を棲み処としている人間以外の生きものがいつまでも同じようにこの惑星で生きられるように、こころから願っている。そのためにできることがあれば小さなことでも実行したい。

 

公園の紅白の梅

華やかな紅梅に包まれて

マガモの群れ

池には亀もいる

住宅街では黄色いエニシダが満開