好きな短歌を読んだり、自分の短歌を詠んだり。

 昨夜は早い時間に眠くなり、8時半には寝床についた。

 朝まで1~2回目を覚ましたが、すぐ寝入ってしまい、5時頃まで眠った。

 睡眠時間が長すぎたためか、起きてもどこかに眠気が残っている。

 お昼過ぎまでこの感覚が残り、眠くはないがときどき横になったりして過ごした。

 横になっていない時間は、だいぶ前に歌友からもらった『現代の歌人140』小高賢編著という本を読んだ。

 この本は大正以前から昭和・戦後まで140人の歌人とそれぞれ三十首の短歌を紹介した本で、歌人小高賢さんが歌人について短い解説を書いている。

 気になる何人かの歌人の歌を読んだが、この本を開くごとに気になる歌人に多少の変化がある。本を開くごとに新しい歌人に出会う。

 本で読んだ歌人の歌が刺激になって、本を読みながら同時並行的に自分の短歌を詠んだ。

 9月に入って、昨日と今日、短歌をぼちぼちと詠んでいる。短歌は続けることが大切。いまは短歌のない生活が考えられない。日々の生活でふと感じたことはすぐ短歌に詠みたくなる。

 

大泣きの後に静かになりてゆく夕立の雨やや空明るむ

 

雨音を老犬をりしあの夏にわれは聞きたり予感とともに

 

どんな顔見せればいいのかわからずに三人の歓談マスクでしたり

 

 

  近く川に軽鴨ルパンを見かけた。雷雨の後の濁りのある流れに乗って、川を下るルパンに寄り添うように歩いた。三百メートルほどの距離。ルパンはときどき止まって、川辺の草をつっついていた。

 

川下る軽鴨の速さに足あわせ雷雨止む町家路をたどる

 

ときどきは止まる軽鴨吾も歩み止めて草はむ姿眺めつ