今年最後の国会図書館に行ってきた

 昨日よりは暖かくなった。毎日、気温が違う気がして、何を着ていくかその日に決めないといけない。安定的に寒かいほうがかえってらくだ。

 一つだけやり残したことがあるがそのひとつに手をつけられない。

 その代わりではないが、今年最後の国会図書館に行った。

 国会図書館の開館は明日までである。

 今日は平日なので、この前土曜日に行った時より格段に空いていた。混んでいるより空いている図書館のほうが好きだ。国会図書館は広いので混んでいても密集感はまったくないが、ゆったり感がなくなる。

 ただ、食堂は思いのほか混んでいた。ちょうど昼時の12時半ごろ行ったためかもしれない。コロナ禍のときも国会図書館は前もって予約して入館できたが、食堂は閉まっていた。昼食は各自持ってくるかコンビニで買っていたのである。食堂が営業をはじめてとても助かる。

 端末で読みたい本を検索した。歌人、小池光さんが書いた『街角の事物たち』と言う評論集を読みたかったが現在、閲覧できないと表示された。ある年代の書籍は現在、デジタル化を進めているため、現物の本を閲覧できないのだ。読めない本がかなりの数あって、わたしが国会図書館い通うようになってから15冊ほど閲覧を希望したができない本がある。これらの本は近い将来、閲覧できるだろうが、端末からデジタルの本を読むことになる。

 もう一冊、現在閲覧できない本があり、しかたなく現在読める本を探して閲覧を申し込んだ。小池光さんが短歌の韻律について書いている本を読みたかった。『現代短歌100人 20首』という本を閲覧すると、中に「短歌の韻律」という10ページの小池光さんによる文章があった。もうひとつ『昭和短歌の再検討』という本に同じく小池光さんの「メディアの変身:と言う文章があり、こちらも参考になった。

 3時ころまで図書館にいようと思ったが結局、4時までいた。塚本邦雄の第一歌集『水葬物語』復刻版を読んでいたら、時間が過ぎたのである。「寄港地」というタイトルの何首かがとても気になった。

 4時頃、図書館を出て電車を乗り継ぎ二子玉川へ。夕食のための買い物を少しして家路についた。