一年間切らなかった金木犀の剪定が大変

 日差しが注いで気温が上がった。東京は夏日のやようだ。朝だけエアコンの暖房を入れたが、日中は暖房はいらなかった。

 庭には金木犀の木が2本あるが1本は昨年秋、植木屋さんが短く切ったので1年たってもすっきりした樹形を保っている。もう1本の金木犀は駐車場の横に植えられていて、昨年まったく切らなかったので、繁り方が半端でない。枝がひとまわり太くなった感じがして、それらが上へ上へと伸び、さらに太い枝から細い枝が四方八方に伸びている。

 かなり太い枝、幹と言っていいくらいの太さの枝を何本も切った。低めのところは脚立にのぼってノコギリで、上の方は高枝鋏に付属のノコギリを取り付けて切った。

 もう3日間、午前中を中心に金木犀にとりかかっている。やっと今日、何とか目途がついた。あと少しで切り終えることができそうだ。

 金木犀を切りながら回りの低い木の枝も切っている。それらの枝が地面を覆っているので、適当な長さに切って紐に束ねた。昨日の金曜日は燃えるゴミの回収日なので、6束の金木犀の長めの枝と、ゴミ袋2つ分の細かい枝をゴミとして出した。

 今回の剪定で驚いたことがある。夏の間、全然気が付かなかったが、夏の暑さで巨大化したやぶがらし(つる性の植物で、樹木を覆い、枯らす)が、梅の木と金木犀花桃の木にまたがってからんでいた。つるが細めの手首くらいの太さになっていて、ぎょっとした。

 この夏は真夏日が観測史上最高の日数となった。わたしはコロナで倒れ、庭を見回る体力もなく、わたし目を逃れて伸び放題伸びてしまった。

 やぶがらしが庭を席巻し、2007年の夏を思い出す。当時は父がまた家にいて、庭の手入れは全面的に父がやっていたが年齢的なものと体調不良があって、その年はまったく手入れができなかった。家の裏手は雑草が人の腰の高さ位になっていた。やぶがらしが庭のあちこちに伸びて、木によじ登る。わたしは見える範囲内のやぶがらしをどんどん抜いて行った。当時はわたしは不定期だが仕事をしていて、庭の手入れにそんなに時間は使えないが、父の衰えが庭の荒れように現れていて、できる範囲で草取りもした。

 1本だけだがわたしの眼を盗んで大きくなったやぶがらし。わたしの体力が追いつかなくなったら、この庭も荒れるのだと思うとせつなくなる。

 金木犀の剪定は午前中に行い、午後は伐った枝を束ねた。短歌の歌集を読むこともなく、いまのところ短歌を作っていないが、これから作ってみたい。

 

同じく午前中に植え付けた白と黄色、青のビオラ。ヒヤシンスの球根を土に隠した

寒さに向かう中、ダリヤが最後の花を咲かせようとしている

ほととぎすの花、この花の写真はブログの最初の日(2011年10月)にも載せた

パイナップルセージの赤い花、葉っぱはパイナップルの香りがする。同じ植木鉢に18年くらい植わっている。