矢車草の小苗を植えた

 日射しがたっぷり注ぐ穏やかな秋の1日。

 9月の終わりごろ種をまいた矢車草の小苗を、大きめのプランターと花壇に定植した。

 芽を出して葉っぱを展開しても、バッタに食われてなかなか大きくならなかった。それでもなんとか3~4枚の小さな葉っぱを伸ばしたので、植え付けた。

 霜が降りる前に根をはってどれだけ大きくなってくれるだろうか。なるべくたくさんの葉っぱを広げてほしい。

 矢車草は青色と桃色の花があり、今回は青色の花の苗の方が多かった。

 昼食後は炬燵に入って、塚本邦雄の歌集を読んだ。漢字はすべての旧字を使い、旧仮名を使った、読みにくい短歌たがおもしろい歌がたくさんあって、引き込まれてしまう。

 捻りがきいた短歌が多い。素直で(?)でわかりやすい歌が多いわたしは爪のあかでもいただいたほうががいいかも。

めくるめく過去あればなほ愕然と緑濃し大寒曼珠沙華

 

思ひもよらぬことの一つに隣家の犬ナポレオン懐胎したる 

 

塚本邦雄歌集『黄金律』より

 

 夕方早い時間にbusに乗って、駅前のカフェに行った。1時間半ほど、塚本邦雄の画集を読んだ。

 帰りはまずカフェの前にある肉屋で揚げ物を、電車に乗って最寄り駅に移動し、商店街の花屋でビオラプリムラの花苗を5つ買った。

 

帰り道で見た夕景、遠くに小さく富士山のシルエットが見える