国立新美術館に「テート美術館展 ターナーから印象派へ」を見に行く

 午前中早く、友だちとラインの短いやり取りをした。

 やり取りに区切りをつけて外出した。国立西洋美術館て開催中の「光 ターナーから印象派へ」を見に行くためだ。次の日曜日までが会期だと思うので、平日に出かけようと思った。

 バスと電車を乗り継いで六本木についた。調度お昼時だったので東京ミッドタウンの地下で讃岐うどんを食べた。簡単にランチをとれる店が並んでいて、どこも待たないと入れない。

 そんなに待たなかった。海老の天婦羅うどんを注文した。

 食事を終え、美術館に移動。チケットを買うのも入館するのもスムーズだった。

 展示会場は其れなりに混んでいたが会場が広いので、だんだんばらけてきた。立ち止まってじっく鑑賞したくなる作品がいくつかあった。ターナーの抽象的な風景画はとても印象に残った。ターナーは晩年になるほど抽象的な表現へと変化したそうだ。

 マーク・ロスコーの抽象画は初めて見たので、しばらく立ち止まり鑑賞した。深紅色の壁に色調の異なる黒い長方形が描かれている。上の黒は塗りつぶしたような濃い黒、下の黒はさまざまな色彩が交じり合ったような黒で下に赤色が透けて見える。

 絵画表現の変化を時系列でならべた作品を見ることで、現代絵画の立ち位置が何となく理解できたのもよかった。

 わたしが入館したとき(12時半ごろ)は並ぶことなくすぐ入れたのに、わたしが出る時(午後2時過ぎ)は入館のために列を作っていた。かなりの人数なので、展示会場の込み具合が想像できた。

ターナー「光と色彩 大洪水の翌朝」

 

クロード・モネ「エプト川のポプラ並木」

草間彌生「去って行く冬」鏡の立方体に穴がいくつも開いていて、のぞき込むと万華鏡に似た不思議な世界がひろがる