2度目の「ムンク展」、「フェルメール展」を観に行く

 少し前に日時を予約した上野の森美術館で開催中の「フェルメール」展を観に行った。今日の午後3時から4時半に入場するチケットを買った。3時から4時半の間に入館すればよく、入館した後は好きなだけ〈閉館まで)観ることができる。
 「フェルメール展」の入館時間より3時間くらい早めに上野公園に行き、二度目の「ムンク」展も観た。もう一度みたい絵が何点かあった。
 こちらは入場まで30分待ち。会期が20日の日曜までということもあり混雑していた。一度この展示会に友だちと来たので、2度目は見たい絵だけを見て回った。年を追うごとに色彩が鮮やかになり、形のとらえかたが大胆になっていく。
 ムンク「叫び」は同じ構図の作品が何点かあるが、いちばん完成度が高いのは今日本に来ている作品だと思ったので目に焼き付けた。
 「ムンク」展は1時間半ほどで見終わり、次の展示会まで時間があったので上野公園内にあるスターバックスでソイラテを飲んだ。ガラス越しに広場が眺められる席に座り、白い鳩が飛び交い、人々が行き交う姿を眺めた。
 午後3時過ぎに上野の森美術館へ行くと、入場待ちの列ができ、30分待ちと立て札に書かれていた。冷たい風が吹く外で待つ。
 会場はやはり混雑していて、入場料の価格が高めで予約という方法をとりながらもあまり快適に鑑賞できないことに驚いた。
 フェルメールが活躍した17世紀のオランダの絵画事情がわかる展示で、フェルメールの絵はあの時代のオランダの流行りでもあった。風俗的な絵や日常を描いた絵が好まれて描かれていたようだ。他にも一般市民を描いた肖像画や宗教画、風景画など17世紀のオランダで描かれたが展示されているが、いちばん見たかったのはフェルメールの絵画8点。
 現存するフェルメールの絵は真偽が不確かなものも含めて37点あるとのことだがそのうちの8点を見ることができてよかった。
 今回は9点の絵画が日本に来ているが1点は会期により入れ替えなので8点しか見れない。
 薄い黄色の毛皮付きドレスをフェルメールは好んだようで、3点の絵に描かれた女がこのドレスをまとっていた。黄色の衣服は絵画にやわらかい光のような効果を出している。
 今回、前期に展示された「赤い帽子の女」の絵を見れなかったのが心残り。

 公園の広場を歩けばわが影も添い歩きたり同じ速さで

 公園のカフェに飲み物を買はむと長き影引き人ら並べり

 接客の声を飛びかふカフェにいてソイラテ飲みつつ広場を眺む