うす青の空に厚い雲、明治神宮歌会へ

 晴れ間が出るが雲が多くて、たっぷり水分を含んだ感じで、蒸し暑い日曜日。

 月に一度の明治神宮月次歌会の日だ。

 この歌会には2013年の夏から通い始めた。2020年から2023年3月まではコロナの感染拡大のために休会した。

 休会前は歌会に行くとき、坂を上って最寄り駅に行くか、バスで別の最寄り駅まで行き、電車を乗り継ぎ、jR山手線で原宿に出た。

 再会してからはバスで別の最寄り駅に行き、東京メトロ明治神宮前まで移動。そこから徒歩だ。

 三年ほどのブランクの間に、わたしはかなり変わったように思う。何が、どう変わったのか。突き詰めて考えることはしないが、いい方に変わったと思うので、ここからさらに変わっていきたい。

 今日の月次歌会の講師は松平盟子さん。当座は「葉」である。

 すこし遅れて着いたので、席につくなり、原稿用紙を出して短歌を作り始めた。まず、スマホのキープメモから何首か引っ張った。明治神宮の参道を歩きながら詠った短歌がいくつかあった。別の日に詠った「葉」をよみこんである短歌もピックアップ。さらにその場で2首作った。

 〆切時間の少し前に出した。ちょっとおかしな歌だが遊び心も大切と思い、選んだ。

 

真向かひ椅子の青葱夕ぐれのカフェの観葉植物となる

 

 佳作に選ばれた。先生方の目に留まってよかった。