友だちと電話でよもやま話

 日差しが出たためか蒸し暑い一日。それでも日中は窓をあけるだけにして、エアコンの冷房はつけなかった。

 午前中、短歌をきっかけに知り合った人にラインを送り、明日の歌会に来れるかどうかを聞いた。ラインはひと月ぶりくらいなので元気でいるかも聞いた。

 元気とのことだが、明日は仕事の準備があるので来れないとのことだ。蒲田の羽田空港近くの歌会に知人は参加していたがそこをやめたと言った。仕事が忙しくて短歌も作っていないようだ。

 もしかしたら短歌そのものをやめるのかもしれないなと思った。なにも一回始めたらずっと続けなければいけないものではない。短歌を趣味と考えれば、その人に合う合わないという相性もあるだろう。無理と感じたらやめた方がいいと思う。

 中途半端にラインを終えてから部屋の掃除に取り掛かった。途中、スマホにラインの着信音が鳴ったが、一段落するまで見なかった。

 居間と仏間、廊下、広縁などに掃除機をかけて台所に移ろうかというときに、ラインをチェックするとさきほど知人ではなく、友だちからのものだった。

 すぐ返信をすると電話で話したと返ってきたので、こちらから電話をした。

 この前会っていろいろ話した時、わたしに話そうと思っていたけど度忘れしたことがあると言っていた。思い出したら話すねと言ったが、思い出したとのことで話してくれた。度忘れしたというのは言葉のあやで、度忘れするような内容ではなかった。

 友だちの話を聞いてあれこれやりとりしてから、さきほどのラインの知人の話をした。この知人と出会ったころ、友だちにこの知人について話したことがある。そのとき短歌を他の人が必要とする何分の一の時間で上達すると豪語した知人について、そういう人はやめる時も早いかもしれないと友だちは言った記憶があると話した。そうか。その通りになるかもしらないなと思った。

 昨年から今年の初めにかけていくつかのことに区切りをつけて、新しく始めたこともある。この知人のことも区切りのひとつになるかもしれない。

 今日は友だちと1時間あまり電話で話したが、思えばわたしはあまり電話で話す方ではないなと気づいた。今日の友だちとラインのやりとりが多く、もちろん会えばたくさん話すが電話で話すことは少ない。旧友とは電話で話せば数時間に及ぶこともあるが、最近、その回数が少なくなった。長電話がやや負担になってきたのだ。

 短歌の仲間とは10分、20分の話で終わるし(それも頻度は多くない)、わりと頻繁にラインや電話のやりとりがある友だちとはラインも電話も短めである。もちろん、ときどき電話が長くなることはあるが1時間を超えることはなく、30分から40分ていど。

 今日の電話はとても気持ちよく話せて電話もわるくはないなと思わせてくれた。