五月の晴天の日、明治神宮の月次歌会へ

 薄い雲から青空が透けているような、そんな空の1日。明治神宮の月次歌会に行った。明日からは天気が崩れるという予報で、五月最後の晴天の日になりそうだ。

 午前中はフランスのテレビドラマ『バルタザール」を観た。出かける時間ぎりぎりまで。

法医学者バルタザールが結婚を決心した相手が実は彼の最初の妻を殺した犯人だったという衝撃的な最後だ。

 ドラマの名残をひきずってバスと電車を乗り継いで明治神宮前駅まで移動。歩いて明治神宮の参集殿に少し遅れて着いた。

 毎月の兼題「香」を詠みこんだ短歌で選外佳作に選ばれていた。今日の当座は「会」で、講師は歌人の栗木京子さんである。

 12時に当座が発表され、短歌の提出は12時45分。かなりタイトなスケジュールだ。

 持っていった原稿用紙を出して、思いつくまま短歌を書き出していく。会う、という動詞を使った歌がほとんど。書き記したいくつかの短歌を比べてみて、「会う」が効果的つかわれてきる短歌を選んで提出した。51人中33番目に歌を出した。

 この短歌は佳作に選ばれた。一昨日訪れたい横浜中華街を詠んだ歌である。コロナによる行動力制限が解除され、マスクの縛りもなくなり、中華街は平日とは思えないほど人が集まり、ねっきが溢れていた、細い横路に入ると同じく街とは思えないほど人通りが少く、働いている人もどこか違う感じがした。この感覚わ詠んだ。

 歌会のあとは、いっしょに参加した外の歌会の仲間と原宿駅ビル内のカフェで珈琲を飲んだ。