冷たい雨が降る日曜日、明治神宮歌会へ

朝から冷たい雨が降った。

今日は令和2年初めての明治神宮月次歌会の日。

雨が降るなか、バスに乗って少し離れた駅まで出て、電車を乗り継ぎ原宿駅で降りた。

原宿駅前は昨年と同じように混雑して、明治神宮参道は昨年末より混み合っているように感じた。

 傘をコンビニに忘れるなどハプニングがあり、11時少し過ぎに明治神宮社務所に着いた。

 講師は松坂弘先生。当座は「木立」である。 

 当座の題詠は12時50分まで会場の前に置いた箱に提出する。全員の歌を提出した順番に並べてコピーをとり、全員に配られる。

 当座の題詠を先生が講評する前に、全国から集まった1月の兼題「松の内」の題詠から先生が選んだ歌を講評される。470首あまりから選ばれた預選、次点、佳作の16首と選外佳作(会場に来ている人だけ)が対象となる。

 兼題の歌も当座の歌も先生から選ばれることなく、年初からやや気落ちする結果となった。「松の内」の歌は自分でもこれはどうかなと疑問があった。「木立」の題詠もよい出来でなかった。

 

葉を落とす木立に古墳はおほはれて冬の眠り千余年の眠り (提出した歌)

 

葉を落とす木立に古墳おほはれて冬の眠りよ千余年の眠り(先生の参考までに、という意見を取り入れたもの)

 

こんな歌も作った

 

駅前の木立の多き公園にカモシカの棲む山を夢想す

 

上の歌は今日利用した電車の停車駅の前に、雑木林がひろがる丘陵の公園があり、街の中にカモシカが棲む小さな山があったらいいだろうなと思った。

 今日の月次歌会はいつもより参加者が少なめだった。冷たい雨が降っていることと、もしかしたら新型肺炎の感染拡大も影響しているかもしれない。明治神宮は来日する外国人観光客の人気第2位の観光スポットらしいから。

 

電車から見る公園は森のようカモシカの目がこちらを見ている