日中は気温が10℃を越え、寒さがゆるんだ。
かんたんな弁当を作って、国会図書館に行った。弁当は大根と骨つきの鶏肉の煮物とブロッコリーと茹で玉子のサラダ。途中、おにぎりとデザートを買った。
図書館に行く道は銀杏並木になっていて、枝が刈り込まれずに冬を越している。細かい枝を根元近くから仰ぎ見ると、白い雲を浮かべた空が透けて見えてきれいだ。
土曜日の図書館はやはり平日より混んでいた。ほとんどの席がうまっているが、いつも座る場所の席が空いていたので落ちつけた。
今日はわたしの好きな歌人の親友だったひと、大西美千代さんの詩集を読んだ。読みたかった一冊はデジタル化の作業中で読めなかったが他に三冊の詩集の蔵書があった。詩集のタイトルをノートに書かなかったので、あとで調べて記すことにする。
を読んだ。ご本人がたくさんある歌集から、年代別にわけて、紹介している、4つに分けられ、岡井氏によるとこの4つは春夏秋冬に対応しているとのことだ。
深追いをして迷ふのを常として言ひがたく濃くみどりの一生(ひとよ)
弱酸ののどをくだりてこころよきクリムトを経てシーレを恋う
新しく生れたる闇と知れれども連れだちゆくはいつだって好き
岡井隆『蒼窮の蜜』より
上の二枚は国会図書館に行く銀杏並木の写真、下はわが家の白梅と蝋梅