今年はじめて国会図書館へ

 冬晴れの空にきれいな雲が筆でかいたように広がる。冷え込みは弱く、暖かめの一日。

 新しい年になって初めて国会図書館に行った。お昼前に図書館に着いてすぐ、端末で閲覧したい本を申し込んだ。

 短歌の綜合雑誌「短歌」、「歌壇」、「短歌研究」の各12月号、横山未来子さんの歌集『花の線画』、永井陽子さんの歌集『モーツァルトの電話帳』と『てまり唄』などを閲覧した。

 「歌壇」では斉藤史という歌人が弟子たちの短歌をどのように添削したかについての、歌人佐伯裕子さんの講演を読んだ。実はこの講演は実際、参加して聞いたのだが、文字になるとより理解が深まる。

 歌集『花の線画』は一冊読み終えた。永田陽子さんの歌集は全歌集で読んだが、一冊の歌集で読むのはどこか違うような気がした。

 図書館にいるのは4時頃まで、と考えていたが5時すこし前まで図書館にいた。

 図書館を出ると夕闇の街にビルの灯りが浮かび上がる。まだ、仕事をしている人がいるのだろう。