弁当持って図書館へ

 朝から晴れて気温が上がった。雲が多めの空だ。

 お昼前に永田町にある国会図書館に行きたくて、せっせとお弁当を作った。昨夜の残り物のポークソテーとゆで卵、レタス、ブロッコリー、きゅうりのサラダ。

 行く途中、駅中のスーパーでお握りひとつとデザートを買った。

 図書館に着いたのは11時少し過ぎ。端末の前に座って、読みたい本と雑誌の閲覧を申し込んだ。ここに来るたびに読むみたい新しい本が加わる。じっくり読みたい本もあるが、どんな歌集だろうとか、どんな内容の本だろうと好奇心で読んでみたい本もある。

 すべての本を最初から最後まで読むことはあまりない。歌集はほぼ全部読み終えるが。

 今日閲覧した新しい本は、澤村斉美さんと言う歌人の歌集『夏鴉』と野口あや子さんの歌集『眠れる海』。岡井隆氏の歌集『蒼穹の蜜』と評論集『短歌この騒がしき詩型 「第二芸術論」への最終論駁』は前回に続き二回目の閲覧だ。

 雑誌は1970年7月号「短歌」で、葛原妙子の15首「青襤褸」のコピーをとった。澤村さんの角川短歌賞を受賞した作品が掲載されている「短歌」2006年11月号も読んでみた。

 6階の食堂で昼食を食べた後はしばらく眠かったが何とか乗り切って(読む本を変えたり、トイレに行ったり)、4時過ぎまで図書館にいた。

 帰りは電車で二子玉川に出て、いつも行く駅前のカフェに入った。ブレンドコーヒーのホットを飲んで、夕食の買い物を何にするか考えたり、図書館で読んだ本を思い返したりした。

 野口あや子さんが詠んだ何首かの短歌に、わたしの好きな永井陽子さんの短歌の影響を感じた。永井陽子さんの短歌の初句をそのまま使って始まる野口さんの短歌があった。わたしが特に好きで覚えている永井さんの短歌だったので(かなりの短歌を覚えていると思うが)、すぐわかった。

 

たった一輪咲いた鷺草、今日はピンボケでない写真がとれた