昨日は蒲田の歌会、今日は友だちが家に来た

 スカッとした青空が恋しいが、雲が多くて青い空が雲の彼方にかすんで見えるような空がひろがる。

 昨日は蒲田で開かれる歌会に行った。午後1時から4時ころまでだ。いつも使っている部屋が撮れなかったようで、教室のような椅子の並び方の部屋だった。いつもはぐるりと椅子とテーブルで囲んだ車座のような部屋である。

 先生が前にいて、わたしたちは対面して生徒のような雰囲気。司会の人は先生の横にサブの先生のような感じでこちらを向いて座っている。

 なかなか充実した歌会だったが、わたし自身は歌会の後に予定があったので、力を温存していたというか、いつもよりは積極的に話さなかった。

 歌会を終え、蒲田駅から東急線多摩川駅へ。駅中で簡単に夕食を食べ(おそば)、都営三田線西高島平行きに乗った。目黒を経由して、目黒線都営三田線につながっている。神保町駅で降り、A9出口から出ると信号を渡りほぼ眼の前が目的地である学士会館である。以前来たときはもっと歩いた記憶があるが、別の駅で降りて歩いてきたのだろう。

 学士会館の2階で、歌人佐伯裕子さんによる「斎藤 史の添削」というテーマで公開講座が開かれた。1500円支払い参加。講座はまず、佐伯先生の添削に対する私見からはじまった。樋口一葉の16歳の時詠んだ短歌を添削した具体例をあげて、添削により短歌としてなだらかな完成された作品に直されているが、一葉の若い感覚が削ぎ落されている。添削はその歌を詠った人の個性をなくしてしまうことがあるので気をつけなければいけないと話された。

 わたしも常々同じように思っているが、このような私見を持っている佐伯先生がどのように斎藤史の添削を講義するのか、とても興味がわいてきた。講義はわたしの予想を超えるところがある内容で、すばらしい時間を持つことができた。

 この講義は4月から全6回で開かれていたのを知っていたが、すべて第三水曜日で、蒲田の歌会があったので行けないと思っていた。ところよく内容を読むと講義は夜6時からなので、行けないことはないと思い、昨日の第5回目に参加したのである。できれば第6回目も参加したいと思っている。

 

 今日は昨日の疲れはそれほどはないが、この年齢になると翌々日に疲れが出てくることもあるので安心はできない。

 ただ、夕方近くに友だちが来ることになっているので、居間の掃除をしたり、飾っている花をとりかえた。ひととおり準備をしたあとは昨日の歌会で仲間から借りた短歌雑誌を読んだ。

 午後からは庭に出て、来春に咲くストックとニゲラの種子を蒔いた。ストックの種子は買ってきたもの、ニゲラはこの春咲いた花から採ったものだ。

 少し前に蒔いた矢車草の種子はうまく発芽したが、忘れな草はまだ発芽していない。天気が不安定で晴れる日が少なく、発芽した矢車草もうまく育つかどうか心配である。

 友だちからラインがあり、予定より30分ほど早く来れると言ってきた。会うのはひと月ぶりくらい。いつも相談していることについてしばらく話し、そのあとは近況を話した。友だちは9月いっぱいで今いる会社を辞めて、仕事仲間と新しく会社を立ち上げて10月からスタートさせるとのことだ。この話は昨年の9月ころから聞いていたが、昨年はまだ先のことと思っていた。だが一年なんてあっという間だった。

 新しい会社が上手くいくことを祈っているし、できることがあれば応援したい。