朝、変な夢を見て

 曇り空がひろがり、夕方から雨が降る。蒸し暑い天気だ。

 昨夜は別に歌会のあとではないのに寝つきが悪く、3時過ぎに眠りについた。7時半ごろ目を覚ます前に変な夢を見た。亡くなった父親が夢に出て来て、わたしの頭の上から茶筒に入っている茶葉をぜんぶふりかけた。夢のなかでわたしは髪の毛が茶葉だらけになって洗わなければいけないなどと思っている。振り向くと父親の顔が異常に大きく目の前にあって(笑い)驚き、目が覚めた。

 生前の父は頭からなにかをかけたりすることはなかったが、ものを投げることはよくあった。わたしの頭をたたくことがあり、手の甲をスコップでたたかれたこともあった。暴力的なところがあったのだが、それが夢のなかで変な風にアレンジされたのだろうか。

 現実にいない父はわたしに暴力をふるうことができないので、それは安心だが変な夢なので気になった。

 そこで少し関連があることとして、熱いお茶を入れて、仏壇にお供えした。最近、そういえばお茶をはじめ、お菓子などのお供えがなかったので、文句を言うために頭からお茶の葉をかけたのかな、なんて思ったのである。

 おかげさまわたしが美味しいお茶を飲むことができた。

 梅の収穫ともいだ梅の実を梅酒や梅ジュース、梅干しにするための漬け込みに忙しくて、庭木の剪定を中断していた。日中は雨が降らなかったので庭に出て、オオムラサキツツジ、満天星ツツジ、さらに遅咲きのツツジの刈り込みをした。遅咲きと言ってもオオムラサキツツジより遅く咲くツツジで、何本ものツツジを植えこんでなだらかな小さな丘のように仕立てている。そこを取っ手の長い植木ばさみで刈り込むのである。三分の二を刈り込んだところで、汗がバンバン流れ出し疲れを感じたのでやめた。

 切ったり刈り込んだ枝葉はゴミ袋におさめたが、庭のいたるところに剪定した枝がまだ回収されずに落ちている。ベニカナメや梅の枝、だいぶ前に剪定したオオムラサキツツジなどだ。木は切る方が楽で、切った枝を片付ける方が大変なのである。

 昨夜は睡眠時間がだいぶ足りないので、今夜はそのぶん眠れるだろうか。眠りの質をよくすることは大切だが、眠れないからといって気にしすぎないようにしたい。気にしすぎるとそのことが眠りを妨げるように思うから。365日、毎日同じように過ぎるわけではなく、嫌なこと大変なこともときにはある、なるべく平穏無事に過ごしたいがそうはいかない。嬉しいことがあって眠れないことだってあるだろう。いい短歌を詠みたいとと思い眠れないこともある。心身をひどく損なわなければある程度の許容は必要だろうと思う。