まだ花の乏しい1月から時間が過ぎてもう4月になった。時間が過ぎる速さを思う。
庭の花も次から次へと咲いては終わりを繰り返し、目の前を花たちが通り過ぎて行ったような、そんな感覚がある。
朝方、まだ陽ざしがそんなに強くない時間は庭に出て、椿の花びらを掃き寄せたり、庭道の小草を抜いた。脚立に上り、高枝鋏を使って乙女椿の剪定もした。
昼食後は3つの部屋、台所、広縁、廊下に掃除機をかけ、掘り炬燵の中にも掃除機をかけた。掘り炬燵の掃除をしながら、このまま炬燵をしまおうかどうか迷った。日中はすごく気温が上がって初夏のような暑さだったから。
ただ、例年は5月に入ってから掘り炬燵をしまうので、迷ったが今日はしまわないことに決めた。
掘り炬燵の掃除の途中に急に疲れて感じて、広縁に薄い敷物を敷き枕を持ってきて横になった。そのまましばらく眠ったようだ。庭の新緑がきれいで、目が覚めても横になったまましばらく眺めていたらまた眠ってしまった。あまり長くは眠らず目が覚めた。
近所に買い物に行っただけでほとんど外出しない一日だった。
夕方、歌人、永井陽子さんについて集めた資料を利用しやすくするために整理した。資料が増えるとどこにあるのか探すのに時間がかかり、スムーズに利用できない。集めた資料を読み直して全体を把握することの大切だ。