今日は曇りで気温が下がり、ひさしぶりに居間に暖房を使って過ごした。
エアコンを朝からつけっぱなしで炬燵も弱に入れた。
わが家に1本だけ植えてあるソメイヨシノ。昨日の夕方、ちらっと見たらある枝だけに花が咲いていた。この枝は毎年、木の他の場所より早く咲くので今年も同じだなと思って見た。
今朝見ると他の枝もちらほら咲いている。ただ、今日は寒いので桜の花も何となく元気がなさそうに見える。
真っ白な小花を咲かせるスモモは今が満開で、昨日も日が落ちた後にスモモの花がしろじろと浮かんでいた。
明日晴れたらスモモの花は満開のときをこれが最後とばかり咲き誇るだろう。ソメイヨシノは喜んで次々と花をひらくだろう。咲き始めの桃の花も千代紙細工のような花を空に向かってひらくだろう。
午後から近くの菩提寺に行き、父母の墓を参った。花立の水を替え、庭から切った乙女椿を花が終わったものと変えた。
お彼岸の初めのころは満開だった木蓮が花盛りを過ぎ花びらを墓地に散らしている。
五重の塔の近く、あわい桃色の馬酔木の花が満開であるのに今日初めて気づいた。父が植えた白花が咲く馬酔木を駐車場をつくるときに掘り起し、どこかに植えるつもりで仮植えしたがいつのまにか枯れてしまったので、馬酔木の花を見るといつもこのことを思い出す。
鈴のやうな馬酔木の花が小さな音色奏で眠りし記憶を呼び起こせり