桃の花が咲いた

陽射しがたっぷりと注ぎ、気温が大幅に上がった。

朝から夜までいちどもエアコンの暖房をつけずに過ごした。炬燵は朝と夜、ヒーターを弱にして入れた。

 陽射しに誘われて、洗濯を2回したが乾きが早かった。

 庭に出て、残った落ち葉を掃きよせ、柿の木のそばとツツジの植込みの後ろに掘った穴に重ねた。まだ土で蓋はしていない。

 落花した椿の花も掃き寄せた。

 居間と続きになっている広縁から、桃の花が咲いているのを見た。桃の木は陽射しを求めて軒端近くまで枝を伸ばしている。桃の花が昨年より部屋のすぐ近くで咲いている。柴犬レオや老犬ももこがいた頃はこの桃の木はこんなに家近くまで枝を伸ばしていなかった。すぐ近くで咲く桃の花を目新しい風景のように眺めた。

 夕方近く、コンビニに行くため外に出ると、知り合いの奥さんが柴犬を連れて散歩しているのを見かけたので話しかけて、いっしょに歩いた。いつもの川沿いの道ではなく商店街の道を歩いた。

 診療所で薬をもらうという奥さんや犬と別れ、コンビニに向かうとまた知り合いの奥さんにすごい久しぶりに会い、しばらく立話をした。 

 コンビニではほしかったもののひとつがなく、もう一軒のコンビニに行くとまた知り合いの奥さんに会った。犬を自転車の前かごに入れて買い物に来ていた。コンビニからの帰り、方向が同じなので近況を話しながら歩いた。

 籠に入った犬はだいぶやせていた。どうも糖尿病になり、自宅でインシュリンの注射をしているようだ。食欲はあるが食事の量を加減しているという。やせているのはそのためだろうか。人間の場合、糖尿病の患者が痩せてくるとよくないと聞いたことがあるのでその犬がやせていることが気になった。前は太りすぎといってもいいくらいだった。

 知り合いの奥さんを別れ家に帰ったが、買い忘れたものがあることに気づき、すぐまた外に出た。その帰り、西空に一番星が見えた。雲が多い空なのでそこだけぽかりと空が開けていて、星はその一つだけが見えた。

 

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広縁から見た桃の花

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広縁から眺めた乙女椿

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乙女椿と紫陽花の若芽