お昼近く、友だちが家に来た

 きれいな青空がひろがり、気温が上がって初夏の陽気となった。

 キラキラと輝くばかりの新緑が四月の青空に映える。

 お昼近く、ひと月ぶりくらいに友だちが家に来てくれた。最寄駅から自転車に乗って。

 窓を細目に開けて、部屋に風を通しながら話した。コロナ対策というより、風が気持ちいいからだ。

 友だちは椎間板ヘルニアの痛みでとても大変な状態で、通院と投薬をしながら、仕事をしている。夜、横になると腰の痛みだけでなく、かかとまで痛みがひろがり、薬を飲まないと眠らないという。手術を考えていると言ったが、手術を選択するつもりなら、その前に他の病院やクリニックでの診察を受け、セカンドオピニオンを聞いたほうがいいとアドバイスした。ほかの人からもそう言われたそうだが、本人はセカンドオピニオンのことはまったく考えていなかったそうだ。

 連休はからだを休めて、腰の状態が改善するかどうか確かめたいと言った。

 友だちは転職、結婚、二回の引っ越しをこの2年の間(コロナ禍が始まってからの2年だ)に経験し、心身ともにかなりの負担がかかったのではないか。話を聞くだけでも仕事はかなりハードである。

 暑くなったのでアイスティーを入れて、知人からいただいたお菓子をだした。1時間半ほど話して、次の予定があるからと帰った。いくら心配してもあまりわたしにできることはない。いい医者やクリニックを知っていればいいのだが、整形外科はかかったことがなく、詳しくない。

 おそめの昼食を食べたあと、先ほどの友だちと誕生日が同じ別の友だちにメールをした。その友だちがオリーブオイルを送ってくれたのでお礼のメールだ。時間があれば電話がほしいと書いたので、電話をくれた。30分ほど話して電話を切った。

 夕方近くになったが渋谷にでかけた。数日前に買ったイヤリングの金具が締められなくてすぐ落ちてしまいそうなので別のものに交換するためだ。店員さんによると金具の不具合ではなく、もともと金具は調整できないように作られているとのこと。わたしの耳たぶが薄いので落ちそうになってしまうとのことだ。

 不良品以外の買ったものの交換は受け付けていないが、わざわざ店まで来てくれたので例外的に交換に応じてくれると親切に言ってくれた。いくつかつけてみて気に入ったものに交換した。

 帰りは行きと同じ二子玉川に電車で移動し、駅近くのカフェに入った。最近、この店が気に入っていて、3回目である。街を行く人が眺められるお気に入りの席が空いていた。狭いところが苦手で、外へと開いた空間でないと息が詰まってくる。その点でもこの店は合格である。奥にもテーブル席があるがそちらは敬遠している。

 

はつなつの風とおる部屋きみがいてタイピンの銀色光りをり

 

 

こんな感じのカフェ

たっぷりのブレンドコーヒーで

柿若葉がきれいな庭

オオムラサキツツジが咲き始めた

青紫色のクレマチス