乙女椿の剪定をぼちぼちと

 おだやかな晴天となった。庭を気持ちのいい風が吹きわたり、温みのある陽ざしが注ぐ。

 今日、引っ越しをする友だちがいるので、おだやかな天気でよかったと思った。

 庭に出ていくつかやりたいことがあったが、その前にまず掃除をした。3つの部屋と台所、広縁と廊下(4畳分くらいある)に掃除機をかけたが、あまり埃やごみが取れず、拍子抜けした。

 昨夜、友だちからオリーブオイルが届いたのでそのお礼のメールを送ったが、送信できないと戻ってきた。2通目もはねられたので仕方なく電話をすると、友だちはこれから朝食を食べるところと話した。11時ころで遅めの朝食とのこと。

 手短にお礼の気持ちを伝え、それでも少し話した。もう一度メールをトライしてみると伝えて電話を切った。

 昼食後、メールを送るが戻ってきてしまい、しかたなく以前友だちからもらったメールに返信という形で送ったら、戻ってこなかった。友だちから届いたというメールがあり、ひと安心。

 やっと解放された気持ちになり、庭に出て、庭仕事をした。4月初めころ球根を植え付けた鷺草だが、小さな芽がたくさん出てきた。水を含ませた水苔で根元をしっかりとおおった。

 花が終わった乙女椿の剪定もぼちぼち始めた。例年だと4月の半ば過ぎから剪定を始めたと思うが今年は花の終わりがいつもより早いような気がする。乙女椿の咲き始めは昨年末からでいつもと同じだが、あたたかくなってから一気に花の盛りを迎え、一度大量の花が落ちて次に残りのつぼみが花開き、その後また花が落ちた。

 乙女椿の花期は長く、3か月は花を楽しませてくれた。

 花をたくさん咲かせるためには本当は剪定せずに枝を伸ばしたほうがいいのだが、そうするとすぐ木が高くなり、横にも広がって手に負えなくなるので毎年、こまめに剪定している。

 庭には父が植えた椿の木が8本、そのうち乙女椿が6本。赤と白の絞りの八重椿が1本、赤い八重椿が1本植わっている。わたしが植えた椿も2本ある。1本は赤い一重の花が咲く原種の椿で、もう1本はあわいももいろの花だったように記憶しているがこの数年花が咲いていないのでどんな花がはっきりおぼえていない。

 今日は乙女椿を1本剪定し、もう1本にとりかかったところで休みをとり、そのまま今日の仕事を終えることにした。