陽ざしの弱い2月8日、武蔵小杉の歌会へ

 朝は曇天で寒々しい空がひろがった。

 お昼近くから雲が切れて陽ざしが注ぐようになった。

 午後から武蔵小杉で歌会が開かれるので、その準備で午前中はいつもに比べて忙しくしていた。今日投函しないと締め切りに間に合わない明治神宮の題詠が1首あり、これも午前中にするべきひとつだった。

 10時半ごろだろうか。スマホを見ると友だちからラインを届いていて相談したいことがあるとのこと。ラインをもらってから1時間ほどたっていたので急いでライン電話をした。相談と言ってもそんなに重要なことではなく、電話で話し相手になる感じで1時間弱話した。歌会の準備があるのでごめんねと言って電話を切った。

 いつものようにバスと電車で武蔵小杉に行くが、一番早く来る仲間が休みだった。受付でわたしたちの会の名前や人数を書くなどの作業をいつもその仲間がしていたので他の人が代行し、わたしも部屋の鍵を開け、会のあとに提出する書類に必要事項を書き入れた。コロナウィルスの感染拡大がはじまってから、必ず、出席者全員の名前と連絡先を記入し、その会が使う部屋の種類、会の名前、代表者名、その連絡先なども記入した書類を提出するようになった。

 歌会はひとりが司会をつとめ、いつものように進められた。18首を前半と後半に分けて、1首ずつ取り上げて、感想やこうしたほうがいいなどをみんなで話し合う。その短歌をいいと思い選んだ人が中心に話すことが多いが、誰でも言いたいことがあれば発言できる。

 話の脱線も多日本ならく、1首の短歌からかなり違う世界へ話が飛ぶことも多い。

 4時半ごろに歌会は終わり、今日は休んだ人がいたこともあり、歌会のあとにいつも行く店にはいかずにみなさんと別れた。

 改札近くで別れた後、わたしは買い物を少しした。冬物のコートが安くなっていたので買い、夕食に鰤の刺身を買ってから帰った。

 

日本なら小学校に通う児の小さき肩が担ぐバズーカ

 

街川を眺めゐる間に朝雲が渡りてゆきぬ先を急ぐと