蒲田の歌会へ詠草1首を送る

 冬の晴天が続き、陽ざしはあるが空気が冷たい。

 玄関の横に植えられた紅梅は6~7分咲となった。短い枝に濃い桃色の花が競って咲いている。青空に映えてにぎやかな花たちのおしゃべりが聞こえてくるようだ。

 毎月第一水曜日は蒲田で開かれる歌会に送る詠草の締め切り日。どの歌を送ろうか迷ってえ1首を決めたのは午後になってからだ。今回はこの歌にしようという決め手がなかった。

 詠草をとりまとめプリントして全員に発送する係の人にラインで1首を送った。前は葉書に書いて送ったが、配達日数が一日多くかかるようになったので早く送れるラインにかえたのである。

 おそめの昼食を食べた後、最寄り駅近くの商店街に出かけた。急な坂道を上って、歩いて15分ほど。今日は11年前に他界した父の命日なので、花を買いに行った。二束で1600円の黄色や赤、あわい桃色、紫色の色とりどりの花を束ねたものを買った。

 ついでに朝食のパンを買ってから、そのまま坂下にある菩提寺方向へ歩いた。寺と並んで神社があり、久しぶりに境内を歩いた。ここは柴犬レオがすごく若い頃(1~2歳の頃)よく歩いたところ。境内と隣り合う空き地に人家が建ち、神社の後ろにある小さな山は歩けなくなっていた。あのころは自由に歩けるようになっていた。もう20年近く前のことだから変わらないほうがおかしいとは思うが。

 墓地は閑散としてほとんどの墓の花が枯れかかっていた。年末か新年を迎えてすぐ手向けた花がすべて枯れて、今年もひと月がすでに過ぎたことを思わせる。どのような気持ちで新年を迎えただろうか。新しい年のはじまりはやはり、今年をいい年にしたいという願いがどこかにあるもので、そういう気持ちではじめた令和4年だがさて、いまのところどうなのだろう。

 菩提寺から家に帰り、まだでかけた。こんどは歌集を持って、いつもバスで行く駅前のカフェへ。ソイラテを注文し、1時間あまり店にいて、歌集(大森静佳)を読み、ラインで自分の短歌をつくった。ここに来たときはまだ明るかった外がいつの間にか暗くなり、車のライトが目立つようになったころに店を出た。夕食の買い物を少しして、バスで帰った。

 バス停から家に帰る途中、近所の床屋さんに会った。資源ごみを集積所に持ってきたところだった。五十肩になり、腕が上がらないという。仕事を始める前に医院に毎朝通い、注射を打ってから店に来るとのことだ。眠る時も寝返りを打つと腕が痛くて一晩に何回も目が覚めるという。それでも仕事をしているわけで、その大変さを思った。

 

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午前中、紅梅の写真を撮ったが、青空を背景にすると花の色が沈んでしまう

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午前中、紅梅の写真を撮ったが、青空を背景にすると花の色が沈んでしまう