朝から晴れて、日中は雲一つないきれいな青空がひろがった。
玄関脇に父が60年くらい前に植えた紅梅が咲いた。この梅はこの庭でいちばん早く咲く梅の花で、年末から咲くこともある。今年は12月が寒かったので、年が明けてやっと花がひらいた。
今日は13年前に亡くなった母の命日。干支をひとめぐりしてまた次のひとめぐりが続いてゆく。
お昼前に墓参用の花を買うために、最寄り駅に続く商店街に行った。急な坂道を上って行く。もう一つの一番よく利用する最寄り駅は坂道を上り、下り、また上り下りとアップダウンが激しいが、こちらの最寄り駅はいちどだけ急な坂道を上り、後はほぼ平らな道である。
商店会の真ん中あたりと駅近くの2軒の花屋さんがあるが、真ん中のほうに入り、二束で1600円という花束を買った。
他に魚屋で魚の切り身を、豆腐屋で油揚げとがんもどき、おからを買った。買い物を終え、坂道を下ってそのまま菩提寺に行った。
昨年末、手向けた花がまだきれいに咲いていた。痛みかけている花を半分くらい捨て、きれいなものは新しい花をあわせて花立てに入れた。
今でも母はときどき夢に現れる。わたしが精神的に辛いときに母の夢を見るような気がする。母は亡くなった後もわたしの心の支えであり続ける。ありがたいことである。きれいな花が好きだった母。わたしが丹精をこめた花壇を眺めて、きれいだねとよく言っていた。その声が聞こえてくるようだ。
昼食後、昨夜の睡眠が足りているためか、眠くならなかった。3つある部屋と広縁、台所、廊下を掃除機できれいにした。
明日の歌会のために、みなさんの詠草を読んでいいと思うものを5つ選んだ。もう一つの、蒲田で開く歌会は開催するか中止にするか、自由参加にするか、意見を聞かかせてくださいとラインが来て、わたしは開催するのに賛成と返事をしたのだがほとんどの人は中止を希望したようで中止となった。
明日の歌会は参加人数が少なく、感染対策がしやすいところがあり、今のところ中止の話は出ていないがオミクロン株の拡大力がすごいので状況を見て、判断することになるだろう。
オミクロン株の感染拡大で、都立の美術館はすべて休館となったが、東京国立博物館など、国立はまだ開いている。図書館は都立も国立も開いている。
あまり社会活動を制限するのはよくないと思う。感染対策をじゅうぶんして、できるだけ社会活動、経済活動を続けていく方向がいいと思う。
墓参に行った寺には早咲きの桜が咲いていた