2月最初の日、国会図書館に行く

 1月は過ぎるのが速かった、もう2月である。2月は28日しかない。1月以上に過ぎるのが速い気がする。

 2月はわたしの誕生月だが、オミクロン株のピークをどこかで迎えることになるだろう。コロナウィルスに罹らずに、誕生月をできるだけ楽しく過ごしたい。緊急事態宣言下になっても、一生に一度の大切な誕生月だから、気持ちを縮めてしまうことなく過ごしたい。

 今日は国会図書館を予約しているので、午前中家を出た。家を出る前に近くの診療所に様子を見に行ったが、3回目接種の予約にかけつけた高齢者が列をつくっていた。これを見て、予約をするのは無理と思い、家に帰った。家から遠い診療所に予約をいれてあるので、そちらで接種を受けることにした。

 バスに乗り、最寄り駅に向かった。友だちにラインをしながら。友だちも外出中だとあとでわかった。ラインは半蔵門線が永田町に着いた時まで続いた。

 国会議事堂方面の改札に向かったが、ボールペンを気づかず落としてしまった。コートの袖を軽くたたくのに気付くと、ボールペンを拾った人がわたしに返そうとしていた。ありがとうと言って受け取った。

 図書館ではいつものように読みたい本を閲覧請求し、さらに「短歌人」のバックナンバーのデータを調べて、永井陽子さんの作品のコピーを申し込んだ。パソコンで、コピーする紙の大きさや印字の濃さ、資料名の印字などを指定してからコピーを申し込む。

 今日のノルマの三分の二ほどを終えたところで新館6階の食堂に行き、昼食を食べた。買ってきたチラシ寿司に箸が付いていなくて、しかたなく同じ6階にあるコンビニで箸を買った。

 食事の後、残りの資料のコピー申し込みを終えて、読みたかった本を読んだ。今回は珍しく短歌に関する本ではなく、建築家の本だ。白井晟一と言う建築家のエッセイ『無窓』と、渋谷区にある松涛美術館で開かれた展示会のカタログ『白井晟一入門である。時間がなく、『無窓』しか読めなかった。それもほんの少ししか読めなかった。100冊限定発行のこの本、国会図書館にあるものは100冊中16冊目とのことだ。34000円の高価な本である。国会図書館でこの本を読み続けていきたいものだ。

 帰りが遅くなると電車が混みあうので早めに国会図書館を出た。まだそんなに混んでない電車に乗り、二子玉川に行き、そこで夕食の材料など少し買い物をした。

 すっかり暗くなった多摩川沿いの道路をバスで家へ向かった。