家でのんびり、詠草を2首送る

 今日も冬の晴天が続く。

 郵便ポストに葉書を投函に行った以外はずっと家にいた。

 蒲田で開かれる歌会のために、午前中早い時間にラインで短歌を1首送った。お年賀スタンプを先に送りご挨拶をしてから、短歌を送った。ほどなく既読が付き、返事をもらった。

 もう1首は明治神宮の月次献詠歌で、「暦」という兼題の題詠である。2首のうちどちらにしようか迷い、選んだ1首を書いたが辞書で語句を調べて良くない感じがしたので別の1首を書き直した。葉書一枚が反故になったのであとで新しいものと交換するつもりだ。

 午前中、もう一つラインを送った。年賀スタンプを送ったつもりが全く違うスタンプを送ってしまい、あわてて送りなおした。新年早々、スタンプの送り間違いというか、選び間違いが2回続いた。スタンプを画面表示してこれではないと思ったら、✕に触れればいいのだがどういうわけか、あやまって送ることがある。気をつけないと。

 どこにも出かけず、炬燵に入って『永井陽子全歌集』を読んだ。収録されている「樟のうた」という歌集である。読むたびに永井陽子さんの短歌を詠みこむ力がついてくるような気がする。少し前はよくわからなかった短歌が分かるようになり、より深く読めるようになった。わたし自身も気が付かないうちに何かが変わってきたのだろう。

 昼食後、今年になって初めての昼寝をした。炬燵に横になってうとうとはあったが布団を敷いてさあ眠るぞははじめて、である。それほど眠ったわけではないが、今年も昼寝ありの一年になりそうだ。

 陽が落ちて雨戸を閉めようとしたら南西の空に三日月が見えた。マンションの上にひっかりそうな低い位置で、わが家の柿の木の枝のあいだにあった。背伸びをしてやっと見える感じだ。数日前が新月だったのでいつのまにか三日月にまでなっていた。これから毎日少しづつ大きくなる月を楽しむことにしよう。