雪の降るなか国会図書館に行った

 朝からどんよりとした空模様。すごく寒い。

 お正月以来、朝は7時過ぎに起床していたが今日は6時少し前に起きた。だから寒さをすごく感じた。

 昨年末、インターネットで国会図書館の来館日を予約したがその日が今日だった。湾岸低気圧が列島近くを移動するので、その位置によっては雪が降る恐れがあるという予報だったが朝の時点では雪の心配はしていなかった。

 家を出たのは10時半ごろ。ほこりのような小さな雪がちらほらと落ちて来て、これなら傘はいらないと出かけた(これが大間違い)。ダウンコートとマフラー、手袋で防寒した。バスに乗るまではまだ小さな雪だが降り方がだんだん強くなってきた。バスで移動する間、雪はますます強くなり、電車に乗って永田町で降り、国会図書館に向かう道では本格的な雪だった。こんなに降るのか!と思いつつ、歩いた。

 図書館の中は暖房が効いていて、心地よく調べものができた。閲覧請求をした雑誌を受け取りに少し離れたカウンターに行くとき、図書館の広い中庭が見えた。まだ雪は降り続き、中庭はすっかり雪景色だ。湾岸低気圧は一番雪が降りやすいコースを通過しているようだ。

 歌人、永井陽子さんが所属した結社の結社誌「短歌人」の1972年度発行分を一つ一つ調べ、永井さんが投稿した短歌と寄稿したコラムなどを探して、コピーをとる手続きをした。

 1時近くになり、図書館の新館6階にある食堂に行き、買ってきたお弁当で昼食をとった。

 食後は1階に戻り、パソコンに向かって「短歌人」のバックナンバーを一冊一冊追いかけた。1973年4月まで調べて今日はこれで終わりとした。

 閲覧請求した雑誌「短歌研究」1月号を読み、大森静佳さんの著作も読んだ。歌人河野裕子さんについての著作だ。時間がないので全部は読めず、一番興味を惹かれるところを読んだ。

 請求したコピーを受け取り、4時半には国会図書館を後にした。まだ雪が降っている。駅までの道は傘なしで、ダウンコートのフードをかぶってなんとかしのいだ。

 永田町から電車に乗り、二子玉川へ。まだ雪が降っている。雪が小降りになったのはバスでわが家の近くのバス停に降りたころからだ。家までの道はほとんど雪は降っていなかった。

 雪の日の外出だが、一番雪が降っていた時間は図書館にいたのでそれほど大変ではなかった。ただ、雪疲れみたいなものがあるような気もする。温かいお湯に入って、疲れをほぐすことにしよう。