神無月最初の日は台風の雨

 今日から10月。古語では神無月。最初の日はほぼ一日中雨だった。

 台風の影響なので風も強い。

 家にいて、大田区短歌大会から送られてきた100首余りの短歌に目を通し、いいなと思う歌をざっと選んだ。

 最初の30首くらいまでいい歌(わたしの主観だが)と思える短歌が多く、この分だと(選べる)10首を軽く超えると思ったが、後のほうはいい歌を思えるものが極端に少なかった。

 もしかしたら、読む進むにつれていいと思う基準が厳しくなったのかもしれない。もう一度、今度は最後のほうから読み直してみたい。

 この短歌大会に短歌2首を送った歌友の歌が、花の名前を間違っているようなので電話をしてみた。わたしの記憶でもそうだし、インターネットで調べても白い花が咲く木なので、それとなく指摘した。友だちはしきりに弱ったなを繰り返した。それだけでなく、他にもいろいろ話した後電話を切った。するとまた今度は向こうから電話があり、友だちが自分で調べて短歌に詠った花木は白い花が咲くことを確認したと話した。

 友だちが詠いたかった花は百日紅だった。この花木は紅色、桃色、白の花が咲く。

 夕方近くには、熊本県八代市から季刊の短歌誌が届いた。マス、最初に自分の短歌10首を見た。4か月前に詠んだ短歌である。自分の歌のようで、自分の歌でないような、変な気分だ。少なくとも4か月前のわたしのせいいっぱいではある。

 また、10月末締め切りでこの短歌誌に10首を送る。さて、どんな歌を送ろうか、なにかいいアイデアはないだろうか。

 夕方になり、雨が小降りになったが風が強い中を出かけた。バスに乗って駅前のカフェへ。店内はいつもの平日の半分くらいしか客が入っていない。先ほど送ってきた季刊の短歌誌をじっくり読んだ。

 帰りは雨が止んでいて風もおさまっていた。バスに乗って帰った。