梅雨空の下、咲く花たち

 曇天の一日、雨が降ったり止んだりだった。

 こんな天気が続き、薄日がときおりさす程度の日々だが、それでも花は咲くときがくれば咲く。

 今年はじめて種子を蒔いたヒマワリがひとつ咲いているのを昨日気づいた。ひまわりといえば太陽とぴったりの相性だが、雨の日でも咲く健気さにほろり。

 コロナウィルの感染拡大とオリンピック・パラリンピックが重なり、東京は緊急事態宣言が7月12日から8月22日まで出された。一都三県(4県?)は無観客でオリンピックが開催される。開会式・閉会式も無観客だ。

 ここまで追い詰められてオリンピックを開催する意味があるのだろうかとまで思う。ただ、参加する選手は開催されることを信じて準備し調整し、自らのベストを目指しているわけで、この気持ち、姿勢は尊重されるべきだ。

 東京都民として今度の緊急事態宣言がいちばん重く長く感じる。トンネルの先が見えないような気持にさせられるが、ワクチン接種は確実に進んでいるはずなのでこれだけが頼み。ワクチン接種のスピードが鈍化しているが、もっと早くできないものか。

 季刊の短歌誌7月号に掲載している会員の方たちの短歌からいいと思うものを10首選ぶ作業をした。会員はわたしを入れて28名、多いときは40名を超えていたのでかなり少なくなった。その代り、一人8首ではなく10首の歌を投稿することになった。今回の7月号は10首投稿のはじめての号で、270首のなかから10首選ぶことになる。

 ちゃんとやろうと思うと、けっこう大変な作業である。どちらにしようかという迷いが出て来て、選ぶという作業は大変になる。いい歌よりも好きな歌にするか。ではいい歌とはどんな歌なのかとか、いろいろ考えてしまう。

 

梅雨空はわたしの気持ちに近い。そんな空の下に咲いている庭の花たちをデジタルカメラにおさめてブログを訪れる方々ともどもなぐさめになればと思います。

  

追加です。コンビニへの買い物帰り、近くの川に軽鴨ルパンを見かけたが、ひな鳥はいなかった。どこかの奥さんがパンくずをルパンに向けて投げて、上流へと誘っている。話を聞くと、上流にひな鳥が一羽でいてパニックっているそうだ。ルパンをえさでつって上流まで行ってもらおうという作戦のようだ。昨日はこの時間いっしょにいたのを見たがやはり、ずっといっしょにはいないようだ。親鳥ではないからか。

 ルパンはひな鳥がそばにいるのを喜んでいると思ったのはわたしの勝手な願望だったのでのだろうか。

 

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ミソハギ、東京のお盆のころ(7月半ば)に咲く

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千利休の息子、宗旦が好んだと言われる底紅の槿

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白い小花が咲くかラミンサ。葉っぱはミントの香りがある

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点々と咲くオオバナツユクサ

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