短歌を1首、葉書で送る

 今日も変わらず蒸し暑い。エアコンが効いた部屋で一日過ごした。

 昨日、浜松に住む友だちと長電話をした時、盛り上がった話題のひとつが芥川賞作家、吉行淳之介宮城まり子のこと。 

 吉行淳之介は若い頃(たぶん20歳代だと思う)、いくつかの代表作を読んだ。その後はずっとご無沙汰している。

 ただ、最近『わたしの開高健』(細川布久子著)を読み、その中で開高と吉行の対談の一部が引用されていたのを読み、吉行淳之介に対する興味が湧きあがった。

 また、いくつかの作品を読みたいと思った。読みたい本が多すぎて‥‥嬉しいけれどどうしようという感じ。興味のある時は興味のままに進むべし、である。

 ただ、わたしのベースというか、ライフワークは短歌なので、特に永井陽子さんについて調べたいこと、読みたい本、書きたいことがたくさんあるのでこちらも同時並行的に進めたい。いや、進めるのだ。

 ひと月に一回蒲田で開かれる歌会は、11月まで実際の歌会はコロナのため中止だが短歌だけは送って講師の講評・添削を受ける。この1首はその月の第一水曜日必着なので、少しよゆうをもって今日短歌を記した葉書を投函した。

 10月から郵便の配達にかかる日数が現在より1日以上かかるようになる。そうなると都内なら翌日着くのが翌々日になり、九州だったら翌々日着くのが3日かかることになる。よゆうがなくなる。

 明日は9月3日必着の明治神宮秋の大祭に送る献詠歌を送るつもりである、数日のよゆうがあるがきりぎりまで考えるのは苦手なので。

 

 朝の窓開ければ昨日とおなじ庭夏の疲れをにじます緑

 

二子玉のビルの窓々灯りそめ個性を見せて浮かび上がれり

 

声だけは出会ひし頃と変わらずに時の流れを思い知らせる