5時半ごろ目覚め、庭に出た。
朝の空は昨日ほどはきれいではなかった(もちろんきれいだけれど)。毎日、一つとして同じ空はないということに今さらのように気づいた。
金曜はゴミ出しの日なので、ツゲを切った枝などを入れたゴミ袋を3つ出した。
朝はそれほど感じなかったが時間が進むにつれて、疲れているのかなと思うように。
朝食後、まだ敷いたままの布団に横になった。このままずっと横になっていたい気持ちだが、そんなことではいけないと起きた。
ただ、疲れを感じたので今日は庭仕事など身体を動かす作業は休むことにした。
車でホームセンターに行き、花壇の植え替え用の花苗を買うつもりだったが明日か来週に行くことにした。
ほとんど一日、家でのんびりした。
明治神宮献詠会から月に一度送られている冊子を、今日はいちばん最初から(古いものから)読み直した。昨日はいちばん最近のもの(新しいもの)から読み直したので、まったく逆の読み方をした。
明治神宮の月次歌会に参加するようになったのは2013年7月から。最初は年会費を払わず、月一回の歌会の参加費だけを支払った。短歌の初心者なので、続けられるかどうかわからなかったからだ。
冊子は古いものから読み進むと、いつのまにか2015年になった。そうか、この年は老犬ももこが家に来た年だと思った。
ももこが家にいた頃献詠して、選外佳作をいただいた歌を見つけた。
「茄子」の題詠である。
茄子紺のブラウス着れば初夏の風遠き海から吹きてくるなり
茄子紺の日傘を詠った歌と2つの歌を詠み、このブラウスの歌を送ったのである。
ももこがいた日々がこの歌からなつかしくよみがえってくるような気がした。
夕方になり、ももこに手向ける花を切るため駐車場に行くと、近所の友だちが自転車で通りかかった。立ち話をしながら、花が終わったプランターのビオラを抜き取り、球根を手で探って取った。
友だちは白い蛍ぶくろが咲いているのを見て、庭に植えたいのでほしいと言った。いつもなら、スコップを持ってきて掘ってすぐあげるのだが今日はそんな気にならなかった。やはり、疲れているようだ。
今夜はゆっくり休むことにしよう。
庭隅にひと足早く色づけり五月の空の色の紫陽花