『永井陽子全歌集』を注文した

 晴れ間が出るが雲が多い。明日は雨が降るようだ。

 今日は今まで(午後3時ころ)ほとんど家にいた。

 庭には植木鉢を日当たりに移動するため、なんどか出た。家の前の道路を自転車で通った近所の奥さんと立ち話をしばらくした。奥さんはコロナワクチンの接種日予約がすんだと言った。回りに予約がすんだ人、一回目の接種がすんだ人が出てきて、わたしもそろそろ予約をしないと、という気持ちになった。

 最近、国会図書館に足を運んでいないので、インターネットで歌人の永井陽子さんについて調べている。昨年の後半あたりから『永井陽子全歌集』を図書館で借りて読み続けてきたが、このやり方では物足りなく感じ、いつも手元に置きたくなった。

 ネットで発売元の青幻社のホームページを検索し、全歌集を出すと在庫なしと表示があった。それでもあきらめきれず、京都の会社に電話をして在庫を聞くと調べてくれて、在庫があるという。

 五千円以上は郵送料が無料になると言われ、さっそく注文した。郵送料がかかるなら、こちらの本屋さんに取り寄せを頼もうかと思った。

 1週間以内に届くとのこと。楽しみである。これで調べたい短歌があったらすぐ本を開いて確かめられる。

 ほんとうは最初に出版された歌集がいいのだが、古書店に行ってもあるかどうか。時間ができたら神田の古書店街に足を運ぶかもしれない。

 『永井陽子全歌集』を読みつつ、結社誌や同人誌、短歌誌などで初めて発表した永井さんの短歌も引き継き発掘していきたい。古い結社誌に初めて発表した短歌を見ると、その時の作者の勢いというか思いがより伝わってくるような気がする。

 時系列でどのような短歌を詠い、どのように変化していったかを追うのも興味ふかい。

 まずは作者が18歳から所属したという結社短歌人の結社誌「短歌人」を掘り起こし、さらに作者が24歳から大学時代の友人と始めた同人誌「詩線」を調べてみたい。

 この過程でさらに調べたいものがいくつも出てくるだろう。

 現在でも調べたいものがいくつか出できているが、国会図書館には所蔵がないようで永井陽子さんの遺品の中にあるかどうか確かめたい。個人的に所蔵している人はいるかもしれないがその人にたどりつく伝がない。

 

亡くなりし母の好みの紫に花菖蒲のはなひとつ咲き初む

 

昭和のはじめの香りふくいくと母が遺しし紫の花のきもの

 

 

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花つきの悪いツツジだがこの花には父がいた頃の思い出がある

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こんな感じ、ほとんど花が咲いていないがもっと咲いていた時期があった

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むらさきしきぶの盆栽

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こんな花が咲く、秋に紫色の小さな実がなる

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花盛りのアスチルベ、初夏の雰囲気を漂わせる

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斑入り葉の花菖蒲

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この花の紫は亡くなった母の好きな色