いちばん樹高の高い乙女椿を剪定

陽ざしがたっぷりで青空が広がり、気温も上がった。

椿の剪定も最終段階に入った。

1本の木の枝を横にひろげて屏風や壁のように仕立てた、樹高の高い乙女椿を剪定した。

 数日前は脚立にのぼって、さらに高枝鋏を使って剪定した。今日は二階のベランダに上り、上から高枝鋏を使って剪定した。混みあっている枝を間引き、伸びた枝を切り詰めた。

 木の上のほうに枝が密集すると、風や雨に弱くなる。雪が積もると上のほうが重くなり、お辞儀をするように木全体がしなってしまう。

 密集した枝を切って風通しのいい状態にすると、チャドクガなどの害虫にも強くなる。

 コンパクトになり、枝と枝のあいだがゆったりとした状態になった乙女椿を見て、やり切ったという気持ちになった。

 庭の椿の剪定はほぼこれで終わりだが、庭木の剪定はまだまだ続く。ベニカナメや今咲いているツツジの花後の剪定など、季節を追って適期に切っていきたい。

 図書館から借りている歌集に他の方の予約が入ったので至急返してほしいとのメールがあった。永井陽子さんの『モーツアルトの電話帳』という歌集だ。

 返す前にもう一度読みたくなり、今日読み返した。何度読んだだろう。今まで読んでイメージを結ばなかった短歌が今日読んでああ、そういうことかとくっきりとした輪郭を結んだ。読むたびに発見があって、この方の短歌は大好きだ。