オカメ桜、梅の花はすでに散って久しい。乙女椿は一昨日の強い風雨で咲き終わった花がどっさりと落ちたが、まだつぼみが残っている。
庭の花は次々に咲き、次々に過ぎてゆく。地面に落ちた終わった花を掃除しながら、今咲く花、これから咲く花に目をやる。まだ春の楽しみはたくさん待っている。
まだ春が続くという思いはわたしを幸せにしてくれる。庭に植えた花木の春本番は桜であり、花壇ではスイセン、チューリップやヒヤシンスなどの球根花である。
桜が終わり、球根の花が終わるころ、春が終わり、次の季節の準備にとりかかることになる。夏から秋にかけて咲く草花の種まきは春の終わり、初夏のはじめにおこなう。
月に2回開かれる武蔵小杉の歌会は、新型コロナウィルスのおかげでいつもの会議室が使えなくなり、不規則な日程で開かれるようになった。
参加者の詠草(短歌)をワードで入力し、プリントしたものを各自に郵送するが、この作業にあまり時間をかけられなくなった。歌会が終わった後、次の歌会まで9日間しかない。前は最低でも二週間はあったのに。
そんわけで今日は次の歌会のために、参加者の歌をワードで入力した。
問題が一つあって、参加者のひとりが終わった歌会で出したのと同じ短歌を今回も提出してきた。本人に電話すると、あとで電話で送るとのこと。
電話ではいくつかの短歌を読み上げて、どれがいいだろうかと聞かれた。どれもすごくいいとは思わなかったが、少し手を入れればよくなりそうな短歌を選んでこれがいいのでは、と答えた。本人と相談しながらその歌を推敲して手直しした。
これで18首がすべてそろい、入力し終えた。
一晩そのままにして明日もう一度、誤字や脱字がないかをチェックしてから完成稿とし、プリントアウトしたい。