晴れてあたたかくなった。東京は昨日桜が開花したようだがわが家のソメイヨシノはもう少し遅れそうだ。
ただ、スモモの白い花が咲き進み、桃の花がちらほら咲き始めた。春はほぼ全開に近い。蛇口をいっぱいにあけて春が奔流する感じだ。
午前中は3月5日まで入力してある短歌のその後を入力した。3月7日から14日までの歌だ。
そのあと、歌会に出す3首の短歌を見直し、ぜんぶ差し替えた。昨日入力した歌会の詠草をまとめたものを、わたしの歌だけ打ち直した。わたしが詠草のプリントを受け持っているのでこういうことができる。別の人が受け持つときは一度提出してしまえば変更はできない。
出来上がった原稿をコンビニに持っていき、6部のコピーをとった。
互選表をホチキスでとめた詠草のコピーを封筒に入れ、6通を投函した。
ここまでやるのに昼食をはさんで午後までかかった。
時間ができたのに歌集を読みたかったが何となく落ち着かず、夕方近くになりでかけることにした。
バックに読みたい歌集を入れてバスに乗って等々力駅近くへ。駅に近い、最近よく行く店に入り、カフェラテを注文、壁際の席に座って歌集を読んだ。隣の席の若いサラリーマンがスマホで電話をする声が最初は気になったが、短歌に集中すると気にならなくなった。
小島なお歌集『展開図』を読み終えた。三分の一ほど残っていたのをこの店で読んだ。この歌集を読むのは二度目だがもう一度くらい読みたくなった。
7時近くになったので店を出て歩いて帰った。
家に着くと、老木の梅の木の花が終わった枝の間から星が眺められて、この星もわが家の一部と思えた。庭から眺める星さえも懐かしいと思った。
夕方は今日という日の曲がり角 違う景色が待つような気して
花過ぎし梅の古木の枝の向こうまたたく星もわが家の一部